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【グリーン導入で快適オフィス】オフィスグリーンのメリットとは?

2024年11月12日

オフィス緑化 オフィスグリーン

オフィスに植物などのグリーンを導入する企業が増えています。単におしゃれだから?いまどきだから?それだけではありません。緑視率(*1)は疲労感の軽減や快適性の向上を占めると言われ、集中力を高めるには10~15%が望ましいとも言われております。
このコラムでは、オフィス緑化やグリーンのメリットや具体例などをご紹介いたします。

*1) 緑視率とは、人の視界に占める緑の割合を測る指標で「(緑の面積)/(撮影範囲)」で求められます。緑の面積には、樹木や草花、芝生、壁面緑化などが含まれます。

目次
  1. オフィスグリーンとは
  2. オフィスグリーンのメリットとは?
    • 従業員のストレス軽減と生産性向上
    • 視覚的なリフレッシュ効果
    • 企業のイメージ向上
  3. オフィスグリーンを効果的に取り入れるための5つのポイント
    • 現状調査
    • 目的と予算を明確化
    • エリア別の最適なプランニング
    • 管理・メンテナンス体制の構築
    • 段階的な導入とモニタリング
  4. オフィスグリーン導入の3つのパターン
    • フェイクグリーンを導入
    • リアルグリーンを導入
    • フェイクグリーンとリアルグリーンの両方を導入
  5. フェイクグリーンとリアルグリーン導入のメリット・デメリットとは?
    • フェイクグリーンのメリット
    • フェイクグリーンのデメリット
    • リアルグリーンのメリット
    • リアルグリーンのデメリット
  6. 効果的なオフィスグリーンの導入事例
    • 緩やかな仕切りとして設置
    • 会議室フロアの壁面を緑化
    • テーブルの中央に設置
    • デスクエンドに設置
    • デスクトップフレームに組み合わせた例
    • 柱まわり、ソファ、天井、鉢物などの組み合わせ例
  7. オフィスグリーンの関連製品
  8. まとめ

オフィスグリーンとは

オフィスグリーンとは、働く環境に取り入れる観葉植物をはじめとするグリーンアイテムのことです。
緑を身近に感じられる環境は、心理的にも物理的にも働く人々に好影響をもたらすことが多くの研究で明らかになっており、職場環境改善のひとつの策として、オフィスグリーンを検討する企業が増えています。

オフィスグリーンのメリットとは?

従業員のストレス軽減と生産性向上


昨今のオフィス環境では、従業員のストレスが重要な課題のひとつとなっています。その解決策のひとつとして、オフィスにグリーンを取り入れることが挙げられます。
国土交通省の調査資料や豊橋技術科学大学と長崎大学が2013年に発表した研究結果で、緑視率の向上とストレスの軽減度が比例するという事実が明らかになっています。

視覚的なリフレッシュ効果


オフィスグリーンには視覚的なリフレッシュ効果が期待できます。長時間のデスクワークや会議など、目を酷使する作業が続くと視覚疲労が蓄積しやすくなります。緑色の植物は、視覚的な疲労を和らげる効果があり、オフィス空間に自然の要素を取り入れることで、目をリフレッシュさせることができます。このような視覚的なリフレッシュ効果は、従業員の仕事への集中力を高め、結果として生産性の向上につながるでしょう。

企業のイメージ向上


オフィス空間の美しいグリーンは、来訪者に対しても好印象です。環境への配慮や社会に対するポジティブな姿勢を印象づけることで企業ブランンド価値を高め、採用面でも期待ができます。

オフィスグリーンを効果的に取り入れるための5つのポイント

1.現状調査


まずは入念な現状調査から始めます。

  • 日照・空調・水道設備の配置を確認
  • エレベーター、通路幅など搬入経路のチェック
  • アレルギー社員の有無を人事部門と確認

2.目的と予算を明確化


「従業員の働きやすさ向上」「来客へのイメージアップ」等、オフィスグリーンの導入目的を設定します。合わせて植物・資材の購入などの初期費、メンテナンス費も含めた年間の予算計画を立てます。

3.エリア別の最適なプランニング


オフィスのレイアウトやスペースに合わせて、どの場所にどのようなグリーンを配置するかを計画します。来客エリアは大型の植物で企業イメージアップ、執務エリアでは背の高い植物でパーティション代わりにしたり、デスクの近くでは視界を遮らない低めの植物を分散的に配置するなど、視覚的なバランスや従業員の動線を考慮し、最適な配置を決定します。

4.管理・メンテナンス体制の構築


メンテナンスの頻度や具体的な作業内容についても事前に明確にしておくと良いでしょう。 プロに依頼する場合は専門知識と技術を活かしたメンテナンスが受けられ、グリーンの健康と美しさを長期間維持することができます。あらかじめメンテナンスサービス込のレンタル植物であれば安心ですが、自分で依頼する場合には信頼できる業者かどうか、実績や口コミを確認し、品質の高いサービスを提供しているかどうかを見極めましょう。
社内でメンテナンスを行うこともできます。興味のあるメンバーによる活動で、植物に名前を付けて愛着心を醸成したり、社内SNSで成長記録を共有したり、とメンバーが自らメンテナンスを行い、それ自体をコミュニケーションのしかけにする方法です。 総務部門での取りまとめや業務時間内の活動を認める制度は合わせて必要ですが、主体的な参加による活気あるオフィスづくりが期待できます。

5.段階的な導入とモニタリング


導入後は定期的な効果測定も忘れずに。まずは1フロアで試験導入(1~2ヶ月)し、問題点の洗い出しと改善を行います。成功例を基に全フロアへ展開するステップにより、より満足度の高いオフィスグリーンの導入につながります。

オフィスグリーン導入の3つのパターン

1.フェイクグリーンを導入


フェイクグリーンは耐久性が高く、植物の成長や日当たりなど周囲の環境に左右されないため、どんな場所にも設置可能です。

2.リアルグリーンを導入


リアルグリーン(本物の植物)は、自然の美しさと空気浄化効果を享受できます。
また、湿度調整やリフレッシュ効果も期待できます。

3.フェイクグリーンとリアルグリーンの両方を導入


フェイクグリーンとリアルグリーンを組み合わせることで、手入れの手間を軽減しながらも自然な雰囲気を演出できます。

フェイクグリーンとリアルグリーン導入のメリット・デメリットとは?

フェイクグリーンとリアルグリーンのメリット・デメリットを比較してご説明します。

フェイクグリーンのメリット


  • 日当たりや空調など周囲の環境に左右されずどんな場所でも設置が可能
  • 手入れが不要で耐久性が高く、忙しいオフィスでも手軽に導入できる
  • メンテナンスで社外の人を入れる必要が無く、セキュリティを担保できる

フェイクグリーンのデメリット


  • 空気清浄・過失などの環境改善効果が得られない
  • 経年劣化で徐々に色褪などが発生する
  • 本物と比べると高価な商品が多い

リアルグリーンのメリット


  • オフィス内のCO2濃度を減らし、空気の質を向上させる効果がある
  • 室内の音を吸収してノイズレベルを下げ、落ち着いた環境を作り出すことができる
  • SDGsなど環境への取組みとしてアピールできる

リアルグリーンのデメリット


  • 定期的な水やりや施肥、剪定など継続的な管理が必要
  • メンテナンスのためのコストがかかる
  • アレルギー対策の配慮が必要

効果的なオフィスグリーンの導入事例

オフィスに植物やグリーンを導入する際の具体例や効果をご紹介します。

緩やかな仕切りとして設置


フレームにグリーンをあしらい、通路と執務席との仕切りも兼ねた壁のように設置した事例。置き型のフレームなので簡単に緑化ができます。



関連製品:Schema(スキーマ)


会議室フロアの壁面を緑化


緊張感もある会議室専用のフロア。会議の前後の癒しにもなり、壁面の緑化で効率的に空間全体の緑視率を高めることができます。



関連リンク:Happy Elements株式会社 様(本社移転 事例紹介)


テーブルの中央に設置


ビッグテーブルの中央に配置したグリーンは、程よい目隠し効果で向かいに座った人の視線が気になりません。





デスクエンドに設置


お手軽なフェイクグリーンをフレームに引っ掛けるタイプのグリーンカーテン。デスクエンドのパネルとして、やわらかな目隠しにも。



関連製品:Schema(スキーマ)
関連リンク:株式会社 YSK e-com 様(本社新館新設 事例紹介)


デスクトップフレームに組み合わせた例


デスク上に取り入れたグリーンは、対面の人との視線を適度に遮り集中できることと、癒しやリフレッシュ効果を両立できる。



関連製品:ブランターボックス
関連リンク:味の素ファインテクノ株式会社 様(リノベーション 事例紹介)


柱まわり、ソファ、天井、鉢物などの組み合わせ例


大型オフィス内のリアルグリーンとフェイクグリーンを組み合わせ。鉢物だけをリアルグリーンにしたり入れ替え頻度を高くするなど種類によってメンテナンスの周期を変え、効果的に雰囲気を変えることも可能。



関連リンク:アサヒグループジャパン株式会社 様(オフィス移転 事例紹介)

オフィスグリーンの関連製品

  • 観葉植物(フェイクグリーン)
    観葉植物(フェイクグリーン)
    植物の種類や背の高さ、プラントボックス用、卓上タイプ用、壁付け、吊りタイプなど、さまざまなフェイクグリーンをご用意しております。
  • グリーンカーテン×ウォール
    Puller(プラー)ウォール
    フェイクグリーンカーテンのウォールが緩やかな間仕切りとなり居心地の良い空間を演出します。
  • グリーンカーテン×ローパーティション
    Schema(スキーマ)
    フェイクグリーンカーテンの葉が空間を優しく遮り、リフレッシュもできるミーティングスペースを創り出すことができます。
  • プランターボックス
    プランターボックス
    デスクトップにグリーンを配置できるプランターボックス。目線を遮る効果やリラックスした雰囲気づくりに最適です。

まとめ

生命感の感じられるグリーンを取り入れることで、活き活きとした空間になります。快適なオフィス空間はウェルビーイングの観点からも重要で、従業員満足度にもつながりますので、ぜひ参考にしてみてください。

内田洋行では、オフィスレイアウトに合わせたオフィスグリーンのプランニング事例が多数あります。リアルグリーンとフェイクグリーンの組み合わせや、既にお持ちの植栽との組み合わせなど、お客様のご要望に合わせてコーディネートいたしますので、お気軽にご相談ください。
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[2024.11.12更新/2022.11.08公開]

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著者オフィス分野 コラム編集チーム
内田洋行オフィス分野のコラム編集チームです。オフィス空間づくりやオフィスデザイン、働き方に関するお役立ち情報やトレンド情報をお客さまにご紹介します。
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