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オフィスラウンジとは? ~交流を生み出し価値創造へ

2025年01月23日

社内コミュニケーション オフィスデザイン

近年、社内のコミュニケーション促進を目的としてオフィス内にラウンジを設ける企業が増えています。
このコラムでは、オフィスにラウンジを設けることで得られるメリットや構築のポイント、導入事例などをご紹介いたします。

目次
  1. オフィスラウンジの基本とその役割
  2. オフィスラウンジの設置によって期待できるメリット
    • 社内コミュニケーションの活性化につながる
    • リフレッシュ効果が期待できる
    • スペースを多目的に活用できる
    • 企業文化の向上につながる
  3. オフィスラウンジを構築する方法
    • オフィスラウンジの構築の3ステップ
    • オフィスラウンジの基本的なレイアウト
    • 作っただけでは機能しない!運用をイメージすることがポイント
  4. 成功事例から学ぶオフィスラウンジの導入
    • オフィス中央の開放的なラウンジ|日本無線株式会社 様
    • リビングのように靴を脱いでくつろぐ空間|株式会社ミロク情報サービス 様
    • ソロワークからプレゼンまで多目的に使える|アサヒグループジャパン株式会社 様
  5. オフィスラウンジ向けおすすめ家具とICT
    • LEMNA WORK LOUNGE(レムナワークラウンジ)
    • 日本の木でできた家具シリーズ
    • Puller(プラー)
    • Energy Wall(エナジーウォール)
  6. まとめ

オフィスラウンジの基本とその役割

オフィスラウンジは、ホテルや空港ラウンジのような、ゆったりとした雰囲気でリラックスができる空間です。
休憩だけにとどまらずミーティングや個人ワークなどにも使え、企業によっては多目的ルーム、リフレッシュルームなどの名前で呼ばれることもあります。


自然と立ち寄りたくなる居心地のよいラウンジでは、組織や企業を超えたさまざまな人の出会いが生まれ、交流することで新たな価値創出につながります。空間を通して企業のビジョンを共有することで、一体感やモチベーションを高めることができます。単なる休憩場所としての役割を超え、企業文化の象徴となり得る空間でもあります。
このように、オフィスラウンジは単なる物理的なスペースを超えて、従業員の仕事に対する意欲や創造性を引き出す重要な要素となっています。

オフィスラウンジの設置によって期待できるメリット

社内コミュニケーションの活性化

誰もが自由に使える場所を設けることで部署を超えた交流が生まれ、新しいアイデアやコラボレーションが促進されます。例えば、異なる部署のメンバーがラウンジで偶然出会い、新たなプロジェクトが始まることもあります。特に、カジュアルな環境が新しい発想を生むことに寄与し、企業全体のイノベーションの土台を築きます。

リフレッシュ効果

短時間でもリラックスできる環境があることで、従業員のストレスが軽減されます。心身ともにリフレッシュすることで、創造的な発想が生まれやすくなります。これは、ただの休息を超え、仕事の質を向上させる重要な要素です。

スペースの多目的活用

ラウンジの設置には一定のスペースが必要で、オフィスのレイアウトを見直す必要があります。しかし、オフィスラウンジはリフレッシュ、ミーティング、ソロワーク、食事スペースなど併用した多目的な活用もできるため、少しレイアウトを工夫することで、導入が可能となるケースも多いです。

企業文化の向上

オフィスラウンジを通じて、企業の価値観を体現することができます。企業のミッションやビジョンを反映させることで、日常的にその重要性を再認識する場となります。これにより、従業員が企業の一員であることを誇りに思い、業務に対する主体性、エンゲージメント向上につながります。

オフィスラウンジを構築する方法

オフィスラウンジ構築の3ステップ

1.ニーズの明確化

従業員の声を集め、どのような機能や設備が求められているかを把握します。アンケートやヒアリングを通じて具体的な要望を収集し、それを反映させることが成功の鍵です。これにより、従業員一人ひとりが真に価値を感じる空間が生まれ、全体の満足度が向上します。

2.設計とデザイン

視覚的に魅力的でありながら機能的なデザインを専門家と共に考案します。デザイン段階では、従業員の動線や利用頻度を考慮し、快適な環境を提供することが求められます。また、デザインには企業のブランドイメージを反映させることで、より一体感のある空間を提供することが可能です。

3.フィードバックの活用

導入後も定期的にフィードバックを収集し、必要に応じて改善を行います。従業員からの意見を元に、常に進化するラウンジを目指すことで新しい価値を提供します。これにより、従業員のクリエイティビティを刺激し、企業全体の競争力を高めることにつながります。

オフィスラウンジの基本的なレイアウト

1.ソファスタイル~リラックス

ラウンジと聞いて最初に思い浮かぶのはソファスタイルではないでしょうか。ゆったりと柔らかい雰囲気のソファスペースは、人の気持ちを和らげます。リラックスした雰囲気が作り出せるのはソファスタイルです。

2.カウンター(ハイテーブル)スタイル~コミュニケーション

カウンターは立ったまま利用するため周りから見えやすく、コミュニケーションを誘発します。たまたま通りがかった人にも声がかけやすく、新たなコミュニケーションが生まれます。



作っただけでは機能しない!運用をイメージすることがポイント

リラックスできる居心地の良い設え

  • カフェのような設え(カフェカウンターやテーブル、チェアを配置したインテリア)
  • 音環境BGM(マスキング機能としても)
  • 植栽(オフィスグリーン)計画
  • アロマ

美味しいコーヒーがあること

  • クオリティの高いドリンクサーバー(こだわりのコーヒー豆、ドリンクメニューなど)
  • スイーツや軽食販売サービス

最新の情報があること

  • ライブラリ(技術図書、一般誌、推薦図書)
  • サイネージ(論文サイト、最新研究成果など掲示)

立ち寄りやすい導線上に設置する

  • コピーコーナーや、ステープラーやペンなどの備品置き場の近くに設置する
  • 内階段の近くに設置し、フロア間の交流促進を図る

成功事例から学ぶオフィスラウンジの導入

オフィス中央の開放的なラウンジ|日本無線株式会社 様

フロアの中心のラウンジは、休憩やランチ、執務エリアを離れてのミーティングやソロワークなど多目的に活用されている場所。異なる部署や他拠点からの出張者など偶然居合わせた人との何気ない会話や美味しいコーヒーを片手にカジュアルな交流が生まれ、コミュニケーションが活性化しています。

関連リンク:日本無線株式会社 様(オフィスリニューアル 事例紹介)

リビングのように靴を脱いでくつろぐ空間|株式会社ミロク情報サービス 様

全面窓の眺望の良さを生かしたソファリビングスペースは、デスクから離れてON/OFFの切り替えができるエリア。靴を脱いで入り、体をすっぽりと包み込むような大型のクッションなど、思い思いの姿勢でリフレッシュ効果を高めらます。ここでのインフォーマルなコミュニケーションが新たな開発のヒントになることも期待されています。

関連リンク:株式会社ミロク情報サービス 様(オフィス移転 事例紹介)

ソロワークからプレゼンまで多目的に使える|アサヒグループジャパン株式会社 様

多様な什器を方向や高さを変えて配置し、ワークやミーティング、休憩や食事などさまざまな使い方に対応できる空間。約1,100名のグループ従業員の個人ロッカーがこのスペースのすぐ横にあり、誰もが通る導線となっているところもポイントです。

関連リンク:アサヒグループジャパン株式会社 様(オフィス移転 事例紹介)

オフィスラウンジ向けおすすめ家具とICT

  • LEMNA WORK LOUNGE(レムナワークラウンジ)
    LEMNA WORK LOUNGE(レムナワークラウンジ)
    LEMNA Work Lounge は、心地よさと新たなコミュニケーションの場を提供するソファとテーブルのシリーズです。さまざまな用途や場に溶け込むデザインが人と人、人と空間を緩やかにつなぎ、分野の垣根を越えた共同作業や交流、思考のモードチェンジを自然に促します。
  • 日本の木でできた家具シリーズ
    日本の木でできた家具シリーズ
    木材をつかった家具シリーズは、木の素材感がダイレクトに感じられ、ぬくもり、手触り、香りや見た目が心地よく人を惹きつける空間をつくります。
    ラウンジスペースにはカウンターやベンチがおすすめです。
  • Puller(プラー)
    Puller(プラー)
    Pullerウォールのロータイプは、ソファなどの低い座高のものに座っても圧迫感のない高さ。ホワイトボードやモニターを取り付けることができラウンジ空間でも違和感のないコラボレーションツールとして使用できます。
  • >Energy Wall(エナジーウォール)
    Energy Wall(エナジーウォール)
    SNSなどと連携し、最新の情報や業界のニュース、社内のお知らせまであらゆるコンテンツを簡単に発信できるデジタルサイネージソフトウエアです。オフィスラウンジスペースに設置すれば、自然と人があつまるしかけとなり、情報共有が進むきっかけとなります。

まとめ

快適なオフィスラウンジの存在は、従業員に「ここで働きたい」と思わせる大きな魅力となります。それは、企業の成長を支える重要な投資であり、働く人々の幸せを育む特別な場所です。

内田洋行では、オフィスラウンジをはじめ、居心地の良い木質空間や社内コミュニケーションを生み出すオフィスづくりなどのプランニング事例が多数あります。お気軽にご相談ください。
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[2025.1.23公開]

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著者オフィス分野 コラム編集チーム
内田洋行オフィス分野のコラム編集チームです。オフィス空間づくりやオフィスデザイン、働き方に関するお役立ち情報やトレンド情報をお客さまにご紹介します。
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