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オフィスカフェ導入で働き方はどう変わる?メリットと成功事例を徹底解説

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社内コミュニケーション 生産性向上 従業員満足度

社内のコミュニケーション不足やエンゲージメント低下にお悩みの方へ。本記事では、オフィスカフェを導入するメリットや成功のポイント、具体的なデザイン事例まで詳しく解説します。企画書作成や経営層への提案に役立つ客観的な情報が満載です。

目次
  1. オフィスカフェとは?
    • 本記事におけるオフィスカフェの定義
    • 従来の休憩スペースとの違い
  2. なぜ今オフィスカフェが注目されるのか?
    • 部署を超えた交流が生まれにくいため
    • 働き方の多様化で出社の価値が問われるため
    • 従業員のエンゲージメント向上が課題のため
  3. オフィスカフェがもたらすメリット
    • 社員の偶発的なコミュニケーションが生まれる
    • リフレッシュ効果で生産性が向上する
    • 企業の魅力が高まり採用活動に貢献する
    • 従業員の満足度と定着率が上がる
  4. オフィスカフェ導入で考慮すべき点
    • 導入と運用にコストが発生する
    • 利用が一部の社員に偏る可能性がある
    • 私語や騒音が業務の妨げになりうる
    • 導入前に利用目的とルールを明確化する
  5. 成功するオフィスカフェ設置のポイントは?
    • まず導入目的を明確に定義する
    • 全社員が利用しやすい場所に設置する
    • 会話が生まれる家具やレイアウトを選ぶ
    • 執務空間と異なる開放的なデザインにする
  6. オフィスカフェの具体的な活用アイデア
    • カジュアルなミーティングに利用する
    • 1on1など個別の面談場所として使う
    • 社内セミナーや勉強会の会場にする
    • 食堂と連携しランチ交流の場を設ける
  7. オフィスカフェのデザイン事例
    • 1.パナソニック コネクト株式会社 様
    • 2.味の素ファインテクノ株式会社 様
    • 3.株式会社内田洋行
  8. まとめ

オフィスカフェとは?

まずは、この記事でいうオフィスカフェが、どのような空間を指すのかを見ていきましょう。

本記事におけるオフィスカフェの定義

本記事では、オフィスカフェを、休憩だけでなく雑談や打ち合わせ、気分転換、ちょっとした作業にも使える、カフェのような雰囲気を持つオフィス内スペースと捉えます。
コーヒー設備やソファ席、ハイテーブルなどがあり、ふと立ち寄って自然に人が集まりやすい空間をイメージするとわかりやすいでしょう。

従来の休憩スペースとの違い

休憩室や食堂が休む・食べることを主な目的とするのに対し、オフィスカフェは交流や軽い打ち合わせまで受け止める、少し用途の広い場所といえます。
近年、多くの企業がオフィス内にカフェスペースを設ける取り組みを進めており、業務効率や組織の活性化を目的とした戦略的な空間として位置づけられていることも多くなっています。

なぜ今オフィスカフェが注目されるのか?

なぜ、これほどまでにオフィスカフェが求められているのでしょうか。その背景には、企業が抱えるいくつかの共通した課題が存在しています。
変化の要因 従来のオフィスの課題 オフィスカフェがもたらす解決策
コミュニケーションの希薄化 自席での作業が中心となり、他部署との接点が少ない コーヒーなどをきっかけに自然な会話が生まれやすいつながりの場を提供する
働き方の変化 テレワークが普及し、オフィスに出社する目的が曖昧になる 「今日は出社しよう」と思える理由そのものになるような魅力的な空間を構築する
組織への帰属意識の低下 従業員のモチベーションやエンゲージメントを保ちにくい リラックスできる環境で過ごす時間の積み重ねが会社への愛着や帰属意識につながる可能性がある

部署を超えた交流が生まれにくいため

現代のオフィス環境では、自席でパソコンに向かう時間が長く、業務で直接関わりのない他部署の社員と話す機会が減少しています。特にフロアが分かれている場合、意識して足を運ばない限り、顔を合わせることすら少ないと言えるでしょう。

このような状況が続くと、部署ごとの業務分断が進み、組織全体での情報共有が遅れがちになったり、新しいアイデアに繋つながりにくくなったりします。たとえば、営業部と開発部の連携が不足すれば、顧客のニーズを素早く製品に反映させることが難しくなります。

そこで、誰もが立ち寄りやすいオフィスカフェを設けることで、コーヒーを淹れる短い時間などに自然な雑談が生まれるきっかけをつくります。こうした些細なやり取りから、緩いつながりが増え、部門を越えた新しい人間関係が構築されていくと考えられます。

働き方の多様化で出社の価値が問われるため

テレワークやハイブリッドワークが普及した現在、自宅でも業務をこなせるようになりました。そのため、わざわざ時間と労力をかけてオフィスに出社する意義が、従業員から問われることもあるのではないでしょうか。

企業は、オフィスでしか得られない価値や体験を従業員に提供する必要があります。
対面ならではの豊かなコミュニケーションや、気分を変えてリフレッシュできる特別な体験を提供できるオフィスカフェは、魅力的な出社動機そのものになり得ます。

従業員のエンゲージメント向上が課題のため

企業が持続的に成長するためには、従業員が自社に対して愛着を持ち、意欲的に働ける状態、すなわちエンゲージメントの向上が欠かせません。しかし、日々の業務に追われるだけの環境では、会社への帰属意識は徐々に低下してしまいます。

経営層にとって、いかにして従業員の心身の健康を保ち、長く働きたいと思える職場を作るかは大きな経営課題となっています。働きやすい環境の整備は、従業員を大切にするという企業からの明確なメッセージとなります。

美味しいコーヒーが飲めたり、リラックスできるソファがあったりするオフィスカフェは、従業員に対する福利厚生の充実を直接的に伝えます。結果として、会社に対する信頼感や満足度が高まり、組織全体の活力が底上げされる効果が期待できます。

オフィスカフェがもたらすメリット

オフィスカフェの導入は、従業員個人だけでなく、企業全体にも多大な恩恵をもたらします。具体的なメリットを理解しておくことで、社内で企画を提案する際の説得力が大きく増すはずです。

ここでは、コミュニケーションの活性化から採用活動への好影響まで、主な4つのメリットについて詳しく解説します。
メリットの分類 具体的な効果 企業にもたらす価値
コミュニケーション 偶発的な出会いと雑談の創出 イノベーションの促進と組織のサイロ化防止
生産性の向上 適度な休息による集中力の回復 業務効率の改善と残業時間の削減
採用力の強化 魅力的な職場環境の視覚的なアピール 優秀な人材の獲得と企業ブランドの向上
従業員満足度 働きやすい環境によるストレス軽減 定着率の向上と離職コストの抑制

社員の偶発的なコミュニケーションが生まれる

オフィスカフェにおける最大のメリットは、異なる部署や役職の社員が偶然出会い、言葉を交わす機会が増えることです。会議室で行われる目的の決まった対話とは異なり、雑談から始まるコミュニケーションが組織に良い刺激を与えます。

たとえば、コーヒーサーバーの順番を待つ間に、「最近のプロジェクトはどうですか?」と声をかけ合うシーンが想定されます。このような何気ない会話のなかに、業務上のヒントや新しいビジネスの種が隠れていることは珍しくありません。

意図的にこうした偶発的な出会い(セレンディピティ)を生み出すことは、イノベーションを創出するための重要な土台となります。風通しの良い組織風土を築くうえで、オフィスカフェは非常に有効な手段と言えます。

リフレッシュ効果で生産性が向上する

人間の集中力には限界があり、長時間の連続した作業はかえって業務効率を低下させます。質の高い仕事をするためには、脳と体を休めるための適切な休憩を挟むことが重要となります。

自席で休むのとは違い、オフィスカフェという業務空間から切り離された場所に移動することで、より深いリラックス効果が得られます。美味しい飲み物を楽しんだり、外の景色を眺めたりすることで、心身の緊張がほぐれます。

しっかりとした気分転換を図った後は、集中力が回復し、新しい発想も生まれやすくなるでしょう。結果的に、メリハリのある働き方が定着し、組織全体の労働生産性が向上していくと考えられます。

企業の魅力が高まり採用活動に貢献する

求職者が企業を選ぶ際、給与や業務内容だけでなく、「どのような環境で働くのか」というオフィス環境も重要な判断基準となります。特に若い世代は、働きやすさやオフィスの雰囲気を重視する傾向が強まっています。

洗練されたデザインのオフィスカフェがあることは、求職者に対して「従業員を大切にし、柔軟な働き方を推奨している先進的な企業」というポジティブな印象を与えます。採用パンフレットや企業サイトにカフェの写真を掲載することで、視覚的なアピール力も高まります。

実際のオフィス見学の際に、社員が笑顔でカフェを利用している様子を見てもらえれば、入社後の明るいイメージを強く持ってもらえるでしょう。優秀な人材を獲得するための強力な武器として機能します。

従業員の満足度と定着率が上がる

快適な職場環境は、従業員の毎日のストレスを軽減し、働きがいを実感する基盤となります。オフィスカフェというリラックスできるサードプレイスが社内にあることで、日々の業務に対する心理的な負担が和らぎます。

たとえば、業務で少し行き詰まった時や、人間関係で悩んだ時に、ふらっと立ち寄って一息つける場所があることは大きな安心感に繋がります。同僚と悩みを共有したり、孤独感の解消にも役立ちます。

従業員満足度(ES)が高まれば、会社に対する愛着も深まり、結果として離職率の低下に直結します。人材の定着は、新たな採用コストや教育コストを抑える意味でも、経営上非常に価値のある成果と言えます。

オフィスカフェ導入で考慮すべき点

多くのメリットがある一方で、事前の計画が不十分だと、期待した効果が得られないだけでなく、新たな問題を引き起こす可能性もあります。導入を成功させるためには、考えられる懸念点を洗い出し、あらかじめ対策を講じておくことが求められます。

企画を提案する際は、ポジティブな面だけでなく、以下のような考慮すべき点と解決策をセットで提示することで、経営層の納得感を得やすくなります。
考慮すべき課題 発生しうる具体的な問題 推奨される事前の対策
コストの発生 導入費用や飲料の継続的な運用費用がかさむ 予算の上限を設定し、外部サービス(置き菓子など)を活用する
利用者の偏り 特定の部署や個人のみが占有してしまう 利用時間や対象者を明確にし、全社に向けた周知を徹底する
音の問題 カフェでの笑い声や話し声が執務エリアに漏れる 執務室との間に適切な距離や防音性のあるパーテーションを設ける
ルールの不在 ゴミの放置や長時間の居座りが発生する 飲食の片付けや利用時間に関するシンプルな運用ルールを定める

導入と運用にコストが発生する

オフィスカフェを作るためには、家具の購入や内装工事といった初期費用に加えて、コーヒー豆や軽食の補充、機器のメンテナンスなどのランニングコストが継続的に発生します。予算を確保せずに計画を進めると、途中で運用が滞る恐れがあります。

対策としては、自社に合った規模から小さくスタートすることが有効です。本格的なカフェカウンターを造作しなくても、既存の休憩スペースに高性能なコーヒーマシンを一台設置するだけで、立派なカフェコーナーとして機能し始めます。

また、飲料の一部を有料にしたり、オフィス向けの定期配送サービスを利用したりすることで、運用コストを一定に保つ工夫も必要となります。費用対効果を長期的な視点で評価することが大切です。

利用が一部の社員に偏る可能性がある

せっかく見栄えの良いオフィスカフェを作っても、特定の部署や一部の仲の良い社員だけが占有する「たまり場」になってしまうケースも考えられます。これでは、部門間の交流という本来の目的が果たせません。

この問題を回避するためには、設置する場所の選定が非常に重要となります。全社員が日常的に通る動線上や、エントランス付近など、誰もが公平にアクセスしやすいオープンな場所を選ぶべきです。

さらに、社内報やイントラネットで定期的にカフェの新しいメニューをお知らせしたり、経営層自らが積極的に利用する姿を見せたりすることで、全社的に足を運びやすい雰囲気を作り出すことが求められます。

私語や騒音が業務の妨げになりうる

カフェスペースでは自然と会話が弾むため、その笑い声や話し声が集中して作業をしている執務スペースに漏れてしまうことがあります。リフレッシュ空間が、他の社員のストレス原因になってしまっては本末転倒です。

空間設計の段階で、執務エリアとカフェエリアの間に物理的な距離を設けるか、書庫や背の高い植栽を配置して音を遮る工夫が必要です。また、吸音効果のあるパネルを壁や天井に設置することで、反響音を軽減することも有効となります。

コミュニケーションを促進したい場所と、静寂が求められる場所を明確にゾーニング(空間分け)することで、お互いが快適に過ごせる環境を整えることができます。

導入前に利用目的とルールを明確化する

新しい設備を導入する際、明確な目的や運用ルールがないと、徐々に使い方が乱れていく傾向があります。たとえば、飲みこぼしが放置されたり、一部の社員が一日中カフェスペースで仕事をして他の人が座れなくなったりする事態です。

導入前の段階で、「このカフェは何のために存在するのか」というコンセプトを全社員に共有することが不可欠です。あわせて、「利用後は自分で片付ける」「1回の利用は最大1時間まで」といったシンプルなルールを策定しておきます。

ただし、ルールを厳しくしすぎると利用のハードルが上がってしまうため注意が必要です。社員の自主性を尊重しつつ、みんなが気持ちよく使える最低限のマナーを啓蒙していく姿勢が望ましいと言えます。

成功するオフィスカフェ設置のポイントは?

オフィスカフェをただ設置するだけでなく、実際に社員が活用し、企業の課題解決に繋がる空間にするためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。

企画の段階から、目的の定義やレイアウトの工夫にこだわることで、利用率の高い魅力的な空間を生み出すことができます。
設置のポイント 具体的な行動 期待できる効果
目的の定義 なぜ自社にカフェが必要なのかを言語化する ブレのない空間設計と従業員への明確なメッセージ発信
設置場所の選定 コピー機や会議室の近くなど、人の動線上に配置する 気軽に立ち寄りやすくなり、利用率が大きく向上する
家具の工夫 ハイテーブルやソファなど、多様な座席を用意する 用途や気分に合わせて使い分けができ、会話が弾みやすくなる
デザインの差別化 執務室とは異なる照明や素材(木目調など)を取り入れる 視覚的な変化により、スムーズな気持ちの切り替えを促す

まず導入目的を明確に定義する

オフィスカフェの設置にあたり、最も重要なのは「自社のどのような課題を解決するために導入するのか」を明確にすることです。目的が定まっていないと、流行のデザインを取り入れただけの使い勝手の悪い空間になってしまいます。

例えば、「部署間のコミュニケーション活性化」が目的ならば、大人数が集まりやすい大きなテーブルを中心にしたレイアウトが適しています。一方で、「集中した個人作業やリフレッシュ」を重視するなら、窓際に一人用のソファ席を多く配置する設計になるでしょう。

自社の抱える課題と、カフェに期待する役割をプロジェクトチーム内で深く議論し、コンセプトを言語化しておくことで、その後の家具選びや運用ルール作りがスムーズに進行します。

全社員が利用しやすい場所に設置する

どれほど立派なカフェを作っても、オフィスの奥まった場所や、特定の部署のすぐそばにあると、他の社員は心理的に立ち入りにくくなります。自然な交流を生むためには、設置場所の選定が鍵を握ります。

おすすめなのは、社員が日常的によく通るメインの動線上に配置することです。エントランスのすぐ近くや、エレベーターホールから執務室へ向かう途中、あるいは多くの人が利用する複合機や会議室の周辺などが適しています。

「ついでに寄れる」場所にあることで、コーヒーを淹れる数分間に偶然居合わせた社員同士でのちょっとした会話が発生しやすくなります。アクセスの良さが、そのままカフェの活気に直結すると考えられます。

会話が生まれる家具やレイアウトを選ぶ

コミュニケーションを誘発するためには、一般的なオフィスデスクとは異なる、会話が生まれやすい家具を選ぶことが大切です。座席の配置によって、人の行動や心理は大きく変化します。

たとえば、スタンディングで利用できるハイテーブルを中央に置くと、座って話し込むよりも気軽な立ち話が発生しやすくなります。短時間での情報交換や、通りすがりの人を交えた雑談に最適なレイアウトと言えます。

また、リラックスして深く話し合いたい場面のために、ゆったりとしたソファ席や、円形のテーブルを用意するのも効果的です。さまざまな形状の家具を組み合わせることで、多様なコミュニケーションの形に対応できるようになります。

執務空間と異なる開放的なデザインにする

自席で仕事をしている時と同じ緊張感を持ったままでは、十分なリフレッシュ効果は得られません。カフェスペースは、執務エリアとは明確に異なる雰囲気を持たせることが重要となります。

蛍光灯の白くて明るい光ではなく、暖色系のペンダントライトや間接照明を用いて、温かみのある落ち着いた空間を演出します。床材も、オフィス向けのグレーのカーペットから、木目調のフローリングやカフェ風のタイルに変更するだけで、印象は劇的に変わります。

観葉植物を多く配置したり、アートを飾ったりすることで、視覚的にも開放感を感じられるようになります。このような環境の変化が、社員の気分をリセットし、新しいアイデアを生み出す助けとなるはずです。

オフィスカフェの具体的な活用アイデア

オフィスカフェは、休憩時間にお茶を飲むだけの場所にとどまりません。設備や運用方法を工夫することで、業務を円滑に進めるための多目的なスペースとして大いに活用できます。

ここでは、導入後にカフェ空間の価値を最大化するための、具体的な利用シーンのアイデアをいくつか紹介します。
活用シーン 求められる環境や設備 得られるメリット
カジュアルなミーティング ファミレス席やホワイトボード機能のある壁面 リラックスした雰囲気で活発な意見交換ができる
1on1などの個別面談 視線が遮られる背の高いソファやブース席 緊張感が和らぎ、本音を引き出しやすくなる
社内セミナー・勉強会 可動式の机と椅子、プロジェクターや大型モニター 大人数のイベントに柔軟に対応し、社内交流を促進する
ランチ交流の場 電子レンジや冷蔵庫、広めのダイニングテーブル 食事を通じた他愛のない会話がチームビルディングに役立つ

カジュアルなミーティングに利用する

かしこまった会議室で行う打ち合わせは、どうしても雰囲気が硬くなり、新しいアイデアが出にくくなることがあります。オフィスカフェをミーティングスペースとして活用することで、この課題を解決できます。

飲み物を片手にリラックスした状態でテーブルを囲むと、参加者の心理的なハードルが下がり、活発な意見交換が期待できます。ブレインストーミングや企画のキックオフなど、自由な発想が求められる場面に非常に適しています。周囲に人がいる適度な雑音のなかで行うミーティングは、長引きにくく、要点を絞った効率的な議論に繋がりやすいという利点もあります。

1on1など個別の面談場所として使う

上司と部下が定期的に行う1on1ミーティングは、社員の成長や悩みの解決をサポートする重要な機会です。しかし、閉鎖的な会議室では部下が緊張してしまい、本音を引き出すのが難しいケースも少なくありません。

オフィスカフェの落ち着いた雰囲気のなかで面談を行うことで、カフェでお茶をしているような感覚になり、会話がスムーズに進みやすくなります。背もたれの高いソファ席などを利用すれば、周囲の視線も適度に遮ることができます。リラックスした環境での対話は、上司と部下の信頼関係を深め、より質の高いフィードバックやキャリア相談を実現する助けとなります。

社内セミナーや勉強会の会場にする

オフィスカフェは、普段の業務だけでなく、社内のイベントスペースとしても活躍します。広い空間を確保できれば、終業後に行う社内勉強会や、部署間の交流会の会場として最適です。

机や椅子をレイアウト変更しやすいキャスター付きのものにしておけば、イベントの規模に合わせて素早く会場をセッティングできます。また、大型のモニターやプロジェクターを常設しておくと、プレゼンテーションもスムーズに行えます。

外部のゲストを招いたイベントを開催する際にも、おしゃれなカフェ空間があることは自社のブランド力を高める良いアピール材料となります。

食堂と連携しランチ交流の場を設ける

昼食の時間は、社員同士が業務の枠を超えて親睦を深める絶好のチャンスです。オフィスカフェに電子レンジや冷蔵庫を完備し、持参したお弁当やテイクアウトした食事を楽しめる環境を整えることが効果的です。

部署の異なる社員が同じテーブルで食事を共にすることで、仕事中には話題に上らない趣味や家族の話など、プライベートな会話が生まれます。こうした人間的な触れ合いが、日々の業務における円滑なコミュニケーションの土台を築きます。

定期的に出張カフェやキッチンカーを呼んだり、オフィス向けの置き型の惣菜サービスを導入したりすることで、ランチタイムの満足度をさらに向上させることも可能です。

オフィスカフェのデザイン事例

実際に他社がどのようなオフィスカフェを構築し、効果を上げているのかを知ることは、自社の計画を練るうえで大変参考になります。成功している事例には、企業の想いや明確な意図がデザインに反映されています。
ここでは、多様な目的を持って導入された代表的なデザイン事例の傾向をご紹介します。

1.パナソニック コネクト株式会社 様 [COMMONS]

「つながるワークプレイス」をコンセプトに、自律的な働き方と社員のコラボレーションを加速するワークスペース「COMMONS」を開設。
もともとは休憩スペース用途を主としたフロアで、カフェエリアの利用者が少なく面積効率が悪い状態だったところ、社員が出社して行きたくなる機能・設備を充実させ、カフェ機能も備えた「ワークスペース」としてリニューアルされました。

コーヒーサーバー、お菓子やドリンクの販売機を、「コンテナ」をデザインした1か所に集結。人が集まる仕掛けをあえて入口から離して動線を奥に導いています。 出社してまずこの場所に来てコーヒーを飲みそのまま仕事をする、お昼にお弁当を買いに来て食事をする、お菓子をごちそうする、など様々なコミュニケーションシーンが生まれています。

関連リンク:パナソニック コネクト株式会社 様(オフィスリニューアル 事例紹介)

2.味の素ファインテクノ株式会社 様 [協創エリア]

人の出入りが多い階段そばに「共創エリア」を構築。ランチや休憩、ソロワーク、打ち合わせ、ライブラリーの利用などで所属を超えた人々が自然に集い、コミュニケーションを育くみ、イノベーションを生み出すきっかけづくりとなるよう、多様な席を用意しました。

「共創エリアに行って、他部署の人と交流しよう」という意識に働きかけるために、別部門の人と一緒に社員証をかざすとドリンクが2人分無料(会社負担)になる自販機を導入されています。

関連リンク:味の素ファインテクノ株式会社 様(リノベーション 事例紹介)

3.株式会社内田洋行 [新川第二オフィス カフェスペース]

ミニマムな事例として自社実践事例をご紹介します。
これまでもコピーコーナーやライブラリーエリアなど、リニューアルのたびに様々な場所で展開してきましたが、現在は室内階段の近く、かつ個人ロッカーの近くに設置しています。この上の階は会議室フロアのため、隣のビルや他の拠点から来たメンバーが会議の前後で立ち寄ることもあり、部署や役職を超えた多様なコミュニケーションが生まれています。


ちょっとしたお菓子や、癒される可愛いロボット「NICOBO」(ニコボ)も迎えてくれて、ほっと一息つける場所になっています。

永遠の2歳児 思わず笑顔になるロボット「NICOBO」(パナソニック株式会社)

内田洋行の「ライブオフィス見学」にお越しになりませんか?

まとめ

この記事の要点をまとめます。
  • オフィスカフェはコミュニケーションの活性化や生産性向上、採用力の強化に貢献する
  • 導入時はコストや騒音への配慮に加え、利用目的と明確なルールの策定が求められる
  • 成功のためには、誰もが立ち寄りやすい動線上に会話が弾む家具を配置することが重要である
  • カフェ空間はミーティングや1on1、イベント会場など多目的に活用できる
オフィスカフェの導入を通じて、従業員が活き活きと働ける、より良い職場環境づくりを進めていきましょう。
内田洋行では、オフィスカフェをはじめ、居心地の良い木質空間や社内コミュニケーションを生み出すオフィスづくりなどのプランニング事例が多数あります。お気軽にご相談ください。
また、オフィス構築の事例集もぜひダウンロードしてご参考にしてください。

オフィス構築の最新事例集もご覧ください!

[2026.5.28公開]

著者
著者オフィス分野 コラム編集チーム
内田洋行オフィス分野のコラム編集チームです。オフィス空間づくりやオフィスデザイン、働き方に関するお役立ち情報やトレンド情報をお客さまにご紹介します。
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