Change Working　自社実践リポート #1 Why Change Working?

経営環境が大きく変化する中、多くの企業が社員の働き方や働く場、すなわちワークスタイルを革新し、より生産性が高く躍動的な組織を実現しようと試みています。しかし、ワークスタイルの変革にチャレンジしてみたものの、なかなか思いどおりにいかないという話も良く聞きます。どのように進めれば変革が成功するのか、ワークスタイル変革を支援するワークプレイスを提案している内田洋行にとっても、このテーマはとても重要な課題でした。

そこで自社ビルを建設し営業部門が移転することを機に、自らがワークスタイル変革のモデルケースとして、在るべき働き方の姿を描き、変革のプロセスとその舞台となるワークプレイスの在り方を探るための実証プロジェクトを立ち上げることにしました。

移転を行なったのは2012年の1月末ですが、その半年くらい前からワークショップを重ね、移転2年後にマイルストーンを定め、自分たちが目標とする働き方の目標共有と、それを実現するための課題解決施策の検討を行ってきました。そのうえで、新たな働き方のプラットフォームとなるワークインフラ（ICT環境）の開発とワークスペースのデザインを行い、移転を迎えました。

移転後半年が過ぎ、ワークスタイル変革も軌道に乗ってきました。もちろん、仮説どおりにはいかなかった点や、苦労している課題もたくさんあります。しかし、変革は予想以上に加速しています。また、スタート前にボトルネックになるのではないかと心配していたことが、意外と問題にならなかったことも結構ありました。ここでは、私たちのチャレンジのプロセスと結果について、有りのままの姿をご報告したいと思います。ワークスタイルの革新を目指している方々のご参考の一助になれば、嬉しい限りです。