Change Working 自社実践リポート #2 Change Working 始動

#2 Change Working 始動

挑戦!働き方の変革へ

のちに「新川第2オフィスChange Workingプロジェクト」と呼ばれる、働き方変革への挑戦がスタートしたのは2011年の夏の初めです。新しいオフィスの入居部門である事業部は、成熟化した市場のなかで新しい提供価値を顧客に届けるための業態変革に苦労していました。移転が決まり、事業部門のリーダーがまっさきに考えたことは、「今回の移転を機に、事業部の動きを一新し、よりお客様に密着した営業スタイルに変身できないか」というアイデアです。
幹部の意見は一致し、新しいオフィスは営業部門の在るべき「働き方」を実現する変革の舞台とする、という方針が決まりました。Change Working、すなわち、より生産性が高く躍動的な組織になるためにワークスタイル(「働き方」と「働く場」)を変革するという考え方は、内田洋行が以前より提唱していたコンセプトです。それを自らが実践するという意味合いもありました。

プロジェクトの進め方も変革!

ここまでは、経営メンバによるいわゆるトップダウンによる方針策定です。いつもならば、ここで幹部直属のチームが編成され、具体化の検討に入ったことでしょう。しかし、大きな痛みを伴う可能性がある変革を、一部のメンバで検討しトップダウンで進めることの限界は、過去の失敗事例からいやというほど解っていました。そこで、「方針はトップダウン」「方法は現場主導」という両輪作戦が展開されることになった訳です。

すぐにPMO(Project Management Office)と呼ばれる事務局が編成され、そこが調整役となり全員参画型の変革プロジェクトがキックオフしました。具体的には、営業担当者が全員参加したワークショップを開催し、変革目標となる「在りたき姿」を描き、それを具現化するための変革促進施策を取りまとめました。
また、その施策を実行していく分科会を立ち上げ、マイルストーン(当面の目標時点)として定めた2年後を目指してロードマップを描いていきました。更に、その施策を実行する舞台として相応しいワークプレイスの在り方を検討し、移転へ向けての準備を進めていくことになりました。
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