オリックス銀行株式会社 様 オフィスリニューアル 事例紹介

ハイブリッドワークを前提とした「新常態」の多様な働き方に対応できる、サステナブルなオフィス環境を実現。

業種:
銀行業
入居人数:
約438名
面積:
約3,700㎡
オリックス銀行株式会社様(以下、オリックス銀行様)が本社を移転されたのは2009年のこと。当初のオフィスはかなり余裕があったものの、最近では成長に伴い人員が増加し、近隣ビルを賃貸するなどの対応が必要となっていました。移転も視野に入れていたそうですが、一部のスペースでは過密となる一方で空席や活用されていないスペースもあったことなどから、多様な働き方に対応するという方針のもと、フルリニューアルを決定。執務室4フロアとレセプションフロアからなるオフィス全体の基本設計・意匠設計、およびコンサルティング業務を内田洋行がご支援しました。
お客様の課題
  • ・将来的な変化や自由な働き方に柔軟に対応する多様で可変的なオフィスの実現。
  • ・社員間の活発な交流を生むコミュニケーションの場と、新しいチャレンジを支援する環境の創造。
  • ・循環型社会への配慮。
UCHIDAの支援
  • ・グループアドレスの実施およびテレワークとリアルワークを融合したハイブリッドワークを、デザインとICTの両面でサポート。ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング:業務内容に応じて最適な場所で働くスタイル)の発想で、業務に合わせて選択できる場を提案。
  • ・部署間の壁を取り除いたオープンオフィスを設計。カフェラウンジ、スタジオ、ライブラリーからなる可変性の高いスペースを構築。
  • ・社内のデジタル化やペーパーレス化の取り組みを設計に反映。加えて内装に再生材を使用。
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ポイント紹介

テレワーク前提のオフィス設計で従来よりも座席数を3割減少。ソロワーク、オープンスペースなどで、自席に縛られない働き方を推進

オリックス銀行様がフルリニューアルの実施を決定されたのは2019年末。2020年5月にコンペ、プレゼンテーションを実施する時点でも、コロナ禍において本当にこのまま進めるのかという議論が社内でもなされていたといいます。「そうした中、内田洋行さんは『コロナ禍でもコロナ収束後でも使える可変するオフィスをつくりましょう』と明確におっしゃってくださった。また、ICTに長けている点も決め手となりました」と、プロジェクト委員会の責任者を務められた宮内美由紀様。以降、目指される働き方とそれが具現化できるオフィスの実現を支援いたしました。

リニューアル方針として大きく掲げられていた1つは、グループアドレスの導入。従来の島型レイアウトでは部署間のコミュニケーションに課題があり、また組織改定や人員の増減があるたびに恒常的にレイアウト変更をする必要がありました。そこで求められたのはオープンな執務室です。面積はリニューアル前とほぼ同じながら、壁を取り払って座席数を3割減少したことにより、見通しをよくしたことで広々した印象に。通路に合わせて天井を塗り分けることで、視線を奥まで導きオフィス全体を見通しやすくしています。モノトーンを基調にチェアの色でアクセントをつけたこと、視線が集まりやすい通路や窓側に植栽を効果的に配置したことも広がりを感じる要因です。また、グリットプラン(*1)の採用により、効率的なファシリティ管理も実現。オープンミーティングやオンラインミーティング、ソロワークができる場所、集中ブースなども配置し、業務によって場所が選べる働き方をサポートしています。

*1:フロアをグリッド(格子)状に分割し、グリッド単位で設計を行う平面計画

スタジオスペースとも一体化するカフェラウンジフロアの設置により、オープンなコミュニケーションの場を創出

オリックス銀行様の執務室は9階から12階の4フロア。その10階には、社員同士の自由な交流を活性化させるためのカフェラウンジ(88席)を設けました。プロジェクトメンバーの皆さんで、人が行き交うことにより自然な出会いを生む空間になってほしいと考えたカフェの名称「X LOUNGE(クロスラウンジ)」が示す通り、ビル内はもちろん、他拠点に勤務する人も気軽に立ち寄って交わることができる人気の高いスペースとなっています。その一角に設けた自己研鑽を促すためのライブラリーも運用開始以来、とても評判がよいそうです。

カフェラウンジは、スライディングウォールを解放すればスタジオ(43席)と一体化。十分な距離を保ちながら集うことができるスペースとなっています。「コロナ収束に伴い、ゲストを招いたセミナーやキックオフを開催するなど、より有効に活用し、新しい価値創造につなげていきたい」と宮内様も今後の構想を思い描かれています。
収納物の削減や整理を進めて倉庫スペースを大幅に削減したこと、大会議室の役割を一部スタジオに移行したことなどにより、リフレッシュやコミュニケーションのためのエリアがリニューアル前比の約265%となったこともこのオフィスの大きな特徴です。

サステナビリティを基軸とした経営方針をデザインコンセプト「re:circle」で表現

「リニューアルにあたって最も考えたことは、今後のオフィスには何が必要かということでした。出社してよかったと思えるオフィスであるためには、コミュニケーションスペースや執務室の充実が重要ですし、それを十分に活用してもらうにはマインドチェンジへの働きかけも不可欠。私たちはレイアウトを変えたいわけでなく、変えたいのは働き方だ、という意識で取り組みました」と宮内様は振り返られます。

2年近くにおよぶ長期プロジェクトを成し遂げる上で大切にされたのは「肝となる部分を押さえて、ブレないこと」。プロジェクトがスタートしてすぐにトップから出たキーワードの1つがサステナビリティでした。それをオフィスでどのように表すかを追求して、生まれたのが「re:circle」というデザインコンセプトです。中核となるサステナビリティ・新しい働き方の観点からキーワード「循環」を連想し、「かわる・ひろがる・つながる・ひびきあう・めぐる」の5つのワードをそれぞれの施策に落とし込むことで、多様でありながら一体感のあるオフィスに仕上げることができました。

さらに卵の殻でできた塗料や再生材をレセプションフロアの内装に用いたり、ラウンジのカフェカウンターには古紙パルプやコーヒーかすなどの再生材を使用したりすることで、日常的にふとサステナビリティを意識するしかけにもなりました。



「公募してくれた8人のプロジェクトメンバーとは、3回のデザインワークショップの後も、計14回のミーティングを行い、コンセプト策定からデザインやレイアウトプラン、什器選定など細部にわたり議論を重ねました。また、各部署からも1人ずつアサインし、ユーザーである社員の意見を随時取り入れながら進めました」と宮内様。事あるごとにプロジェクトの進行状況やワークスタイルモデルケースなどを社員に向けて発信するといった総務人事部の細やかなサポートがあってこそ、リニューアルへの理解とマインドチェンジが加速したのでしょう。

「新オフィスは社内外から好評です。私自身、肌感覚ですがいろいろな部署の人と会う機会が増えたと感じています。ですが、成果につなげるには今後の運用が大切。現在、全社員対象のリニューアル後のアンケート調査をまとめているところですので、それを踏まえて各スペースの有効活用をさらに推進して、ABWの働き方に結びつけていきたいと思っています」(宮内様)

ご担当者様の声


オリックス銀行株式会社
総務人事部 総務チーム長
宮内 美由紀 様

内田洋行さんには、コンセプトづくりやレイアウトプラン、また什器の選択時など、こちらの度重なる注文に、バリエーションやサンプルをご提出いただくなど、非常に丁寧にご対応いただきました。そのおかげで満足できるオフィスになったと思っています。私自身、オフィスのリニューアルに携わったのは初めてで大変なことも多かったですが、過程が進むごとにいい空間になるに違いないと確信し、少しでもいいオフィスにしようと、最後は気力を振り絞りました。時間があるとあちらこちら掃除をして回るほど、愛着を感じています。

担当営業・デザイナー・コンサルタントの声


左から順に、株式会社内田洋行 太田 / パワープレイス株式会社 近藤 / 株式会社内田洋行 小川 / パワープレイス株式会社 蓑川

オリックス銀行様の実現したい事・課題解決のために、社内外含め最適なメンバーを繋ぎ、コンサルからデザイン、ICTと多岐に渡るウチダの総合力が発揮できたプロジェクトでした。 その中で、我々が気づかされる点も多々あり、私個人としても非常に大きな経験ができ、心より感謝申し上げます。また、採用ホームページ上に「ORIX BANK OFFICE TOUR」としてリニュール後のオフィスの動画をアップされるなど、新オフィスを効果的に活用されていることも印象的で、今回のプロジェクトに携われたこと、大変光栄に思います。 (株式会社内田洋行 オフィスエンジニアリング事業部 太田 竜輔)

配属になったばかりの私にとって、今回のオリックス銀行様のプロジェクトは初めての大型案件でした。ワークショップやトップヒアリングを通して働き方について検討された内容の濃いプロジェクトに関わらせていただき、たくさんのことを学びました。この経験を活かして、今後もオリックス銀行様のお役に立てるよう、努めます。今後ともよろしくお願いします。(株式会社内田洋行 オフィスエンジニアリング事業部 小川 夏実)

今回のプロジェクトは、ウチダ内だけでも多くのメンバーが関わり、オリックス銀行様、オリックスファシリティーズ様にも多大なるご協力をいただきました。たくさんの人が関わり、それぞれに欠かせない役割を果たしていただいたからこそ、ご満足いただけるリニューアルとなったのだと思います。このオフィスで、オリックス銀行様がさらに成長されることをとても楽しみにしています。(パワープレイス株式会社 オフィスデザインセンター デザイナー 近藤 怜)

2階のレセプションフロアを担当させていただきました。大事なお客様をお招きするエリアのデザインをお任せいただいたことに感謝しています。とても貴重な経験で、サステナビリティが語れる空間づくりなど、後々にも印象に残る仕事となりました。ありがとうございました。(パワープレイス株式会社 オフィスデザインセンター デザイナー 蓑川 聖美)

世の中の働き方が激変し答えが見えない中、オフィス作りにおいても企業様それぞれにあった進め方が必要だと感じております。本プロジェクトでは中長期的な視点でオリックス銀行様にとっての「これからの働く場」を構築いただきました。今回のオフィス作りが、オリックス銀行様の今後の発展の一助となれば幸いでございます。ありがとうございました。(パワープレイス株式会社 エンジニアリングセンター コンサルタント 平野 大輔)

※記事内容や役職等は取材当時のものです。(2022年5月取材)

お客様についてオリックス銀行株式会社

店舗網や口座決済機能、ATMを持たず、お客さまの人生における「ためる」「ふやす」「そなえる」「かりる」それぞれのシーンでご利用いただける、シンプルで分かりやすい金融商品やサービスを展開しています。また、2021年度からは、5カ年の中期的な経営戦略を開始し、持続可能な社会の形成に貢献するため、サステナビリティを重視したビジネスモデルへの変革を進めています。従来からの主力分野である投資用不動産ローン事業に加え、再生可能エネルギー事業や物流事業など新分野への融資を進めるなど、お客さまと社会の課題解決に資する商品やサービスの提供に取り組みながら、働き方改革や社内のデジタライゼーション推進にも力を入れ、従業員満足の向上を図り、持続的な成長を目指します。

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