オフィスビルを中心に、学校や病院、工場、物流拠点など、さまざまな施設に導入実績があります。
日本生命保険相互会社様の所有している靖国九段南ビルにおいて、更新時期を迎え動作に不調が見え始めた中央監視設備を当社のシステムへと更新いたしました。
このビルはすでにオープンテクノロジーをベースとしたシステムで構成されており、動作に不調が見え始めたPCを更新することを目的として最小限の機器更新としました。新しいシステムは、PCの能力も向上しており動作も軽く、ユーザーインターフェイスも使い勝手の良いデザインに改善をしています。
今後、様々な設備・機器と接続したり、アプリケーションとの連携を行うことで、さらなる価値向上につなげていくことが可能となっています。
SREホールディングス様のオフィスビル第1号の「博多駅前パークサイドビル」は省エネルギー性能が高く、ZEB Ready認証取得建物です。当社は、このビルに省エネルギー支援やテナント様の利便性の向上、管理業務の効率化を行うTECH化設備を導入しました。
具体的には、テナント入居者様向けに専有部の照明や空調をスマートフォンから操作できるようにしたり、共用のトイレの個室の空き状況や屋上テラスの混雑状況を見られるようにすることで、ここで働くワーカーの方々の利便性を向上しています。
また、省エネルギーの支援として、エネルギーの利用状況を把握できるBEMSの機能を実装したり、太陽光発電設備の発電量の計測を行い、それらをエントランスのデジタルサイネージで表示することで、省エネルギーの啓発に活かしています。
さらに、テナント専有部には温度・湿度ばかりではなく、CO2濃度やPM2.5を計測できるセンサーを設置して、執務室内が快適になるようにモニタリングをしています。
集英社様の自社ビルであるアネックスビルにおいて、老朽化した中央監視設備を当社のフルオープンテクノロジーで構成されたシステムへ更新いたしました。
以前のシステムでは改修時には大掛かりな更新工事になってしまうところでしたが、当社のシステムの特徴であるオープンなプロトコルに対応した機器で更新をしたため、今後は部分的に改修することができるようになりました。そのため、更新工事のコストを低減できるようになっています。
また、様々な設備・機器と接続可能な仕組みのため、今後遠隔からの監視を実現したり、最新のIoT機器などの追加導入も可能となっています。
「はたらく」を自由で創造的に変革するという思いから生まれたのが、中央日本土地建物様のオフィスビル「REVZO」です。
当社はこの「REVZO」シリーズにおいて、ビル管理業務の効率化や省エネ化はもちろん、そこで働くオフィスワーカーの快適性、さらに利便性の向上という付加価値を実現するためのシステムを導入しました。
具体的には、複数の棟を遠隔から監視・制御することで管理業務の効率化を行い、また、ビル内の各種センサーとネットワークをつなぎ、ラウンジの混み具合や会議室の利用状況を手元のスマホで確認したり、照明や空調などの設備をスマホで操作するなど、利便性の向上も図っています。また、エネルギーの利用状況の「見える化」も実施して、環境負荷低減への意識も促しつつ、生産性向上をアシストする仕組みも導入しています。
公文教育研究会様の本社オフィス(公文教育会館)の照明設備、空調設備の更新に合わせて、これら設備の一元管理化と運用省力化を目的として統合監視システムを導入いただきました。将来的な他の設備システムとの連携、センサーやIoTデバイスの増設、クラウド化などに対応しやすい、拡張性と接続性の高いシステムであることをご評価いただきました。照明用人感センサーとパッケージ空調を連動させて空調ゾーン内の人の在/不在に応じてオン/オフを行うことで、ECOに配慮した効率的な設備運用を実現すると同時に、管理者は自席で各設備の稼働監視や操作が可能となっております。
関西学院初等部様(兵庫県宝塚市)は、幼稚園から大学・大学院、インターナショナルスクールまで有する学校法人関西学院の小学校です。
他の設備の改修と増設に伴い、中央監視システムの更新をさせていただきました。監視ソフトと基幹装置(コントローラ)を更新する一方で、既設の入出力機器、通信幹線、ローカル配線、盤内スペースを活用することで機器交換費と配線工事費を大幅低減させる改修方法をご評価いただきました。
また、施設管理事務所があるセキュリティセンター(兵庫県西宮市)から遠隔監視が可能となるとともに、担当者へのヒアリングにもとづくユーザーインターフェースにより、利便性向上と運用省力化を実現しています。
2004年に稼働した、コーセー様のスキンケア製品やメイクアップ製品やその元の原料の研究開発拠点。
竣工時に導入された中央監視システムの老朽化に伴い、新たにご導入いただきました。システム改修にあたり、画面の視認性と操作性、既設配線や盤内スペースを活用した施工費の軽減化、他の設備やシステムとの接続性などをご評価いただきました。施設管理者が自席で各設備の稼働状況が監視可能となり、温度・流量・圧力などの異常や警報ログによる予兆の検出、異常時の早期対策、ログデータによる運用効率化のために利用されています。
将来的に増設・改修・移設される設備の追加監視、さらには隣接する施設の多棟管理を視野に入れて、IPネットワーク上で一元管理可能な拡張性の高いシステムを実現しました。
三菱地所株式会社様は、千代田一番町ビルにて、課金等の管理業務の効率化に加えて入居テナントの社員の方に共用スペースや設備をより使いやすくするため、スマートフォンやタブレットで設備を操作するシステムを導入しました。
入居テナントの社員の方は、共用スペースであるラウンジやトイレの使用状況を確認や照明の操作を手元のスマートフォンで行います。また、課金に関するデータは自動的に集計されて管理会社にてダウンロード、テナントへの情報提供や、設備の管理も遠隔から行い、管理業務の効率化も実現しています。
サーバーはクラウド上に配備しており、今後は別のビルの管理情報も追加していき、遠隔からの多棟管理を行っていきます。
空調機器の温湿度設定に問題がないにも関わらず、執務室内の場所による温度のばらつきや、季節や時間帯により温湿度の相違を体感することがあるとのご意見をオフィスのご利用者様から頂戴するケースがあります。これらの課題解決に向けて、まずは空調環境をリアルタイムで数値的に把握すること、すなわち空調環境の見える化が必要であると考え、東京建物様では、本社執務室の一部において無線温湿度CO2センサーによるモニタリングを試験導入しています(100㎡当たり1個設置中)。空調環境の改善を通じて働く人が十分に力を発揮できる環境づくりを目指し、お客様ならびに当社自身も取組んでいる働き方改革にも寄与していきたいと考えています。
なお、今回のシステムは、インターネットを経由してどこからでもモニタリングできる仕組みになっており、センサーの設置場所変更も容易であるため、今後は本社執務室以外のモニタリングも視野に推進しています。
夏場の工場の熱中症対策は、多くの企業で課題となっています。ユニプレス様は、熱中症の危険をすぐに察知するために、各工場でワイヤレスの温湿度センサーを設置しました。そして、国内の複数の工場の温湿度のデータを神奈川県の本社から確認し、熱中症の危険がある兆行についてすぐに気付くことができます。また、取得したデータを分析して、職場環境の改善にもつなげていきます。
ワイヤレスのセンサーを使ったため設置の工数が非常に少なく、有線の仕組みと比べて初期導入コストも削減することができました。
築86年の古いビルでありながら建築当初のモダニズムを継承しつつ、新しい快適なオフィス空間を目指し新しいビル制御の取組みをされています。
屋内にある喫煙室から煙草の煙をもらさないよう、室内・外の気圧差を維持するために差圧センサーを設置しました。閉め忘れなどで扉が開いたままになり、気圧差がなくなるとアラートがあがり管理者の方に知らせます。
ヴォンエルフ株式会社様のコンサルティングを受け、LEED認証の取得を目指しています。
2017年5月にオープンしたサカエ様の東平井工場は、工場内の多くのLED照明を電源・配線不要のエナジーハーベスティングの技術を使った無線スイッチで制御しています。そこで働く社員の安全を守るために、パーティション内に配線をしない構成としました。工場内のレイアウト変更にも柔軟に対応可能です。また、工場内の照明の状態を、出入口に設置したiPadで確認できるようにして、無駄な照明の点灯を防いでいます。さらに、同じコントローラーで空調の省エネ運転および警報の遠隔監視を実現。設備で警報が起きたときにはメールが配信され、迅速な対応が可能になっています。
2014年4月に新設されたフレッシュダイナー様の山形工場。コンビニエンスストア向けの弁当類を主に製造しています。工場は24時間365日稼働。業務の性格上、電力・ガス・水の使用量が多くなるため統合管理システムでエネルギーを見える化。効率的なエネルギー使用が行えるように役立てています。また、将来への可変性・拡張性・メンテナンス性の確保がされているのも統合管理システムが評価された大きな要因のひとつ。オープンシステムのため、工場の改修、拡張などが行われたとしてもコストを抑えて、最適な管理環境を整備することが可能です。
静岡県御殿場市にある、TOTO様の研修施設の空調の設備更新に伴い、新しい中央監視システムをご導入いただきました。
20年以上前に導入されていた古いシステムからの入れ替えで、「コストパフォーマンスに優れ」かつ「オープンで拡張性が高い」ことをご評価いただきました。
オープンな通信規格を採用した機器と制御ソフトで中央監視を実現し、施設を管理する他拠点からの遠隔監視も可能となりました。さらに、同じ敷地内に隣接する保養所にもご導入いただきました。
大和ハウス工業様が運営するマルチテナント型物流施設「DPL(ディープロジェクト・ロジスティクス)相模原」。大規模な物流施設においては、施設内の照明や空調設備などを統合的に管理する仕組みがなく課題となっていました。そこで内田洋行の統合管理システムをもとにしたシステムを共同開発し導入。これによりパソコンやタブレット端末を使用して、エネルギーの一元管理を実現。テナント単位でのエネルギー「見える化」や、リアルタイムでの状況監視・制御を可能にした次世代環境配慮型物流施設として開設しています。