シスメックス株式会社 様 支店オフィス移転 事例紹介

第30回 日経ニューオフィス賞「中部ニューオフィス奨励賞」 受賞

新型ソリューション活動の実践に向け、「つなぐ」をコンセプトに、固定観念を撤廃したオフィス&顧客エリアを実現。

業種:
医療機器メーカー(臨床検査機器、検査用試薬ならびに関連ソフトウェアなどの開発・製造・販売・輸出入)
20数年間、名古屋市中心部から離れた住宅地に名古屋支店を構えられていたシスメックス株式会社様。建物の老朽化および耐震性能への懸念が発端となり、移転計画が持ち上がりました。その際、トップから出たのは「ゼロベースでものを考えよ」という指示。今までにない新しい視点で働き方を見つめ直し、それを実現するための支店を作れというものでした。コンセプトに掲げたのは「つなぐ」。さまざまな繋がりの輪が波紋のように広がる拠点となるよう、内田洋行がサポートさせていただきました。
お客様の課題
  • ・ 営業手法を顧客訪問型から来訪型へとチェンジする。その実践の「舞台」として、ステークホルダーとの繋がりを深める魅力ある多目的ホールをつくりたい
  • ・ 新しいワークスタイルを実践し、拡張していく場にふさわしいワークスペースの構築と整備。従業員が「演者」として成長・進化していく場とする
UCHIDAの支援
  • ・ タッチパネル式の160インチ大画面(2画面)を中心としたICTと景観を活かしたデザイン設計で、多様性のあるホールを構築
  • ・ コミュニケーションを重視したフリーアドレスの執務室を提案。業務に応じて最適な場所を選べるワークスペースを用意し、業務の効率&快適度をアップ

ポイント紹介

人と人を「つなぐ」多目的ホールにより、ソリューション活動を徹底

移転が決定した段階で、名古屋支店内のメンバーと本社スタッフで移転プロジェクトチームが結成されたシスメックス株式会社様。名古屋中心部のオフィスビルへの入居が決まり、これからコンペへ、という時点で、再度仕様書を練り直すようにと上層部から指示があったといいます。
「提案依頼書の内容が箱づくり、モノ寄りになっていて、何がしたいのかが見えないものになっていました。まずはコンセプトを固めて、その実現のために何が必要かを考えなくてはいけない。そこで、再度、話し合いを重ねて誕生したのが、“つなぐ”というコンセプトです」とプロジェクトメンバーを牽引されてきた松陰和彦さん。
そこには、既存の繋がりを解体して、ゼロベースで繋がり直すことによって、新しいソリューションを追求するという経営戦略も組み込まれています。「これまでの営業スタイルでは、1日に訪問できるお客様の件数には限界がありました。しかし、1箇所に10人に集まっていただければ、高精度な提案が一度にできる。来訪していただける拠点となることを重要視しました」

その象徴ともいえるのが、多目的ホール「リップル スクエア」。波紋のように繋がりが広がる、名古屋支店がその発信源となるという思いが込められた名称です。内田洋行が提案したのが、ガラス面にプロジェクター画面をリア投影した、「タッチパネル式大型ディスプレイ」。160インチ(2画面)の大画面には実機が実物大で投影でき、実機を使わない商談が可能となりました。併せてサブモニターも2機(2セット)設置し、研修会やセミナー、遠隔会議など、多様な目的で使える場所となりました。
「通常ならば、ショールームになる場所ですが、ここに実機は置かれていません。スペースを取って実機を展示するよりも、人と繋がる場所を確保したい。そこで、バーチャルショールームとすることにしました」。こうした効果もあり、お客様からの評判は上々。企画セミナーにも多くの方がお越しいただき、ステークホルダーの皆様との交流の場になっているといいます。

また、窓側に配したミーティングルームとの境にはガラスを採用して、ビル20階からの眺望を生かすとともに、透明性の高い企業イメージを演出。名古屋テレビ塔が眺められる窓辺にはお客様がコーヒーを飲みながら気軽に活用いただける、カウンター席も設けました。
※「リップル スクエア」では、他支店では実施していない各種企画(シスメックス主催)を実施しています。
(左)可搬型のTV会議システムを活用し、岡山で開催されたセミナーをリップル スクエアでライブ中継。
(右)CSR活動として中学生の企業体験の受け入れを実施。「臨床検査技師」が将来の夢の一つになることを期待しています。

「適業適所」の実現により、場所に縛られない能動的な働き方を後押し

ワークスペースに関しても、固定観念の払拭を掲げられていたシスメックス様。
「直線的なオフィスにはしたくないという思いがありました。壁にアールをつけるという案もありましたが、スペースの有効利用を考えると、どうしても直線が多くなってしまって……」。そこで内田洋行は、勾玉天板タイプのミーティングテーブルを提案。空間を確保しつつ、オフィスに丸みのある変化を与えました。
そのほか、ちょっとした打合せや作業に適したダイナーブース(ファミレス席)や、個人ワークにも大人数のミーティングにもフレキシブルに対応できるソファ席、個人で仕事に集中できるスペースなど、業務内容に合わせて最適な場所が選べるようなワークスペースにしています。「現在、支店のメンバーは40人ですが、席は50人がゆったり使えるスペースを確保しました。同じ課の人間が集まることもあれば、営業担当やサポート担当など、職種は違うが担当エリアが同じメンバーが集まることもあるというように、フリーアドレスによってフレキシブルなコミュニケーションが活性化したと思います。」
一方で、場所に縛られずに働くために、個人の書類を大幅削減。「フリーアドレスの実現に向け、移転前から事務所の袖机を廃止し、個人の荷物を90%減らす断捨離プロジェクトを行いました。個人の荷物はパーソナルロッカーに納まる分だけ。社内で使う文房具を持ち運ぶ小袋も支給しました」。
こうした中、マネージャーはあえてキャプテンデスクに集約。課長同士のコミュニケーションをより密にし、支店全体を一体化させる基地としての機能をもたらしています。

行動指針は「トライ&エラー」。失敗を糧とすべく、挑戦し続ける

移転においては、社員の意識改革も目的のひとつに掲げられていました。
内田洋行では、事前事後に支店の皆さんを対象にアンケートを実施。オフィスの運用、働き方変革の実現についての調査などで、評価・検証も行っています。「意識は半年で大きく変わりました。しかし、それ以降は、徐々に元に戻りつつあります。というのも現状が普通になった、定着フェーズに入ったのだと思います。ですので、次のフェーズへ一段ステップアップしないといけないという課題があります。」
そうした状況の中、若手が中心となった3つのワーキンググループがボトムアップで誕生。現在のオフィス環境が生まれたそもそもの目的を再確認する活動や、ホールをいかにビジネスにつなげるかの検討、よりよい働き方改革の推進などに取り組まれています。「我々は止まることは許されません。いいと思ったことは取り入れ、それで失敗すれば元に戻せばいいというのが基本スタイル。これからも、現状に満足することなく、よりよいものを目指してさまざまな挑戦をし続けます」
「第30回 日経ニューオフィス賞」 受賞
受賞オフィス

スペース紹介

ご担当者様の声


シスメックス株式会社
名古屋支店 カスタマーサポート課長
松陰 和彦 様

内田洋行さんにお願いすることになった決め手はタッチパネル式の大型スクリーン。この設備で160インチは、現在、日本最大ではないでしょうか。ほかにも痒いところに手が届く数々の提案をしていただきました。また、非常にタイトなスケジュールの中、先を見据えて動いてくれたプロジェクトリーダー。そのサポートは、初めての大掛かりな移転をする我々にとって、とても心強いものでした。

担当営業の声


株式会社内田洋行
営業本部 オフィスマーケティング事業部
寺井 康裕

移転では、トップダウンの決定認知の仕方が強制的なために反発が渦巻くということも少なくありませんが、シスメックス様は非常にスマートでした。これも変革、チャレンジに重きを置いていらっしゃる社風でしょうか。その分、こだわりも強く、ドアノブ、壁の色などの細部にも、最後の最後まで妥協されることはありませんでした。提案しながら、共に創り上げた。そんな刺激的な仕事をさせていただき、感謝しております。

(2018年2月取材)
※事例の内容は、取材当初のものです。

お客様についてシスメックス株式会社

検体検査に必要な機器・試薬・ソフトウェアの研究開発から製造、販売・サービス&サポートを一貫して行う医療系の総合メーカーです。世界190か国以上で事業を展開しており、ヘマトロジー分野(血球計数分野)では、世界No.1のシェアを確立。決して現状に満足することなく、「ヘルスケアの進化をデザインする。」をミッションとし、医療の発展に貢献し続けられています。

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