大手消費財メーカーX社 様 社内図書室の新設 事例紹介

「本の家」というコンセプトとICTにより、情報および人との偶発的な出会いをも生む、固定観念にとらわれない図書室を実現。

業種:
大手消費財メーカー
社内図書室の移設に当たって、「図書室はどうあるべきか」を長年、模索されていた大手消費財メーカーのX社様。内田洋行は「本の家」をコンセプトに、スタイルの違う部屋をめぐることで、偶発的な出会いを生むプランをご提案。従来の固定観念を払拭した新図書室の実現に貢献しました。
お客様の課題
  • ・ とくに目的がない人でも、気軽に立ち寄りたくなる場所にしたい
  • ・ 本に限ることなく、情報が集約される空間にしたい
  • ・ 「ワイガヤ」ができるスペースと集中できるスペースの両立
UCHIDAの支援
  • ・ 「本の家」をコンセプトに、家の持つくつろぎ感と、人と人をつなぐ魅力を具現化
  • ・ 「エナジーウォール」による情報発信や遊び心のあるしつらえなど、インスピレーションが湧く仕掛けを満載する
  • ・ ホームシアターなど、人が集える場所を設置する一方、一人でこもれる「書斎」スペースも設置

ポイント紹介

自分の家に帰ったような落ち着きと、友達の家を訪ねたような発見のある空間演出

ビルの最上階にあった社内図書室を下層階へ移設することを決議されたX社様。以前の図書室は、背の高い書架が団地状に並んでいる、ごくありふれた設えでした。もっと社内の多くの人に使ってほしい。そのためにも、従来の図書室の縛りを取り払ったものにしたいとの方針を打ち出し、コンペを実施されました。
内田洋行が提案したコンセプトは「本の家」。玄関、キッチン、リビング、ダイニング、中庭、和室、書斎などを、家に見立ててゾーン分けをすることにより、くつろぎ感や居心地のよさ、気分や仕事の内容によって席を選べる楽しみ、本や情報、また人との偶発的な出会いによる発見が得られるプランを提案し、ご採用いただきました。
そのほか、散策動線とは別に、急ぐ際に最短で動けるメイン動線も確保。また、上段の本が落下しにくい構造の本棚を採用し、本棚自体も転倒しないように連結するなど、災害時対策も万全を期しました。

実際には「玄関」から入ると、まずは「キッチン」があります。

「キッチン」にはカウンターが設けられており、コーヒーメーカーも備え付けられています。

「エナジーウォール」をはじめとするICTにより、多様な情報を発信

キッチンに続く「リビング」は、ゆったりとしたソファで雑誌のページをめくれるコーナー。一般住宅ならテレビが置かれているのであろう場所には、情報発信サイネージ「エナジーウォール」を設置しました。「エナジーウォール」には、図書室からのお知らせや新着本情報、書評サイトのほか、一般&業界ニュースなどのコンテンツを集約。タッチパネル式で、誰でも簡単に操作ができます。入口からすぐの場所で、最新の雑誌とデジタル情報に触れることができることから、人気の高いエリアとなっているそうです。
また、センサー部分に本のバーコードをかざすと、関連図書が確認できるデジタル本棚「オイテミンホン」も設置。その著書を借りたことがある社内の人の名前も閲覧できるため、本をきっかけとした社内コミュニケーションにもつながります。

関連情報:オイテミンホンの製品概要

ミーティングルームとしても活用できる「ダイニング」「和室」。壁面のモニターで「オイテミンホン」につながることができます。さらに「中庭」には、ホームシアターの設備を導入しています。

「ワイガヤ」スペースと「集中」できるスペースとの共存

新図書室には、さまざまな人が集う新感覚の場所にという要望がある一方、静かで集中できる場所であるべきという意見も根強くあったといいます。そこで、内田洋行は「書斎」という位置づけの個室を10部屋用意し、一人でこもって読書や仕事ができるスペースも確保しました。

スペース紹介

ご担当者様の声

図書室には何らかの固定観念があるものです。しかし、内田洋行さんのプランはそれに全くとらわれておらず、いい意味で「図書室らしくない」提案でした。色も茶系におさまりがちですが、黄色や青など、まさに「パレット」状態で、素材もタイルを使うなど、思ってもみないアイデアがたくさんありました。ICTについても、こちらがすでに使っていたコンテンツを組み込んでくれるなど、使い勝手のよい仕上がりに満足しています。

担当営業の声

株式会社内田洋行
営業本部 オフィスエンジニアリング事業部
氏井 裕章

既存の図書室の概念から離れたプランに反対意見もあったと聞いています。その中で、当社の提案を具現化できたのは、ご支持いただいたご担当者様の情熱があったからこそです。その熱意にお応えするべく、我々UCHIDAグループも、設計、設備、情報、PM、施設が一丸となって、全力で貢献させていただきました。私個人としても、とても楽しく仕事ができたことを感謝しています。

(2018年取材)
※事例の内容は、取材当初のものです。

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