JSR株式会社 様 新研究所開設 事例紹介

新規ビジネスの創出を目的に、研究者たちが自由闊達に交流、意見交換をしながらイノベーティブに研究開発を行うステージを創造。

業種:
化学
入居人数:
約150 名
面積:
約7,330 ㎡
羽田空港の目の前に誕生した「キングスカイフロント」は、ライフサイエンス・環境分野を中心とした世界最高水準の研究開発から、グローバルビジネスとなる新産業を創出するオープンイノベーション拠点です。JSR株式会社様(以下、JSR)は、その地に新研究所「JSR Bioscience and informatics R&D Center(JSR BiRD)」を新設。JSRグループのライフサイエンス技術を集約し、加えてインフォマティクスの拠点として強化することで、未来に向けた価値を創造し、社会に貢献する理念の実現を目指されています。
お客様の課題
  • ・研究者が自由闊達に交流し、気軽に意見交換をしながらイノベーティブに研究開発ができる環境を実現したい。
  • ・オープンイノベーションの拠点として、フォーマルおよびインフォーマルなコミュニケーションの場を提供したい。
UCHIDAの支援
  • ・エリアごとの共有部分の役割を明確にして、フロアの往来を促進し、偶発的なコミュニケーションができる仕掛けづくりを構築。
  • ・会議室からカフェスペースまで、用途や利用人数に応じてフレキシブルに対応できるしつらえを提案。
  • ・情報ベースからのコミュニケーション強化にエナジーウォールを提案。
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ポイント紹介

それぞれの研究を深耕できる環境とともに、研究者同士のコミュニケーション活性化を重視

JSR様社内で、新研究所開設のプロジェクトが発足したのは2017年のこと。その目的は、1.ライフサイエンス分野の研究やアイデアを磨き高めて事業化すること、2.インフォマティクスの研究者の活動拠点となって、製品開発力を強化すること、3.オープンイノベーションの拠点として、アカデミアやスタートアップ企業との共同研究で技術の相互補完と強化をすること、の3つでした。

「いろいろな知見を持った研究者が研究所に揃っても、それぞれの研究室に閉じこもっていたのでは、イノベーションは起こりにくくなります。そこで、新研究所『JSR BiRD』においては、交流を意識した設計を依頼しました」とプロジェクトリーダーを務められた研究企画第一部長(当時:研究開発部長)の菅原周一様。

そこで、1階に交流スペースと生化学実験室、2階に生化学実験室とプロセス検討エリア、3階にコラボレーションラボ、4階に会議室と居室エリアなどが設置された地上4階・地下1階の設計が完成。

その「JSR BiRD」の特徴を明確にするため、什器納品についてもコンペを実施されました。

この場所で、人がどう動くのか、どんな会話がなされるのかなど、運用を見通した上で、交流を活性化するファニチャーを提案

旭テクネイオン株式会社(以下、旭テクネイオン)とタッグを組んだ内田洋行は、施設内のオフィス、共有部分の什器の提案を担当。
JSR様が大事にされている行動指針「4C」を各フロアのコンセプトに落とし込み、建物を縦横する交流を実現するプランでコンペに臨みました。

1階が人や情報と出会う「Communication」、2階は研究者同士が互いに学び成長する「Cultivation」、3階が協働し新たなものを生み出す「Collaboration」、4階が気分転換して新しいことに挑戦する「Challenge」と位置づけ、多様な研究者が出会い、新たなイノベーションの創出を促すストーリーを描きました。

「内田洋行さんとのお付き合いは初めてでしたが、人の動きがよく考えられた機能的なデザインを提案いただけ、非常にすばらしいと思いました」(菅原様)

例えば4階の会議室に隣接したcafeラウンジについては、会議室でセミナーが行われた際に懇談会の場になることも想定するなど、運用する立場になって設備等をご提案。また、建築空間・内装に調和する素材や色味を遵守した上で人の動線や目線を熟考して、ポイント箇所にアクセントとなるカラーやデザインの什器を設置するなど、空間をより印象づける工夫も施しました。

一見奇抜なデザインの長椅子もそのひとつでした。「座りやすい機能的なイスのほうが人は集まるのではないかと最初は思っていましたが、場の空気感を変えるインパクトに納得しました。実際、開所式などでもこのソファやエリアが注目を浴び、デザイン性が高いものが人を惹きつけるという内田洋行さんの選択の的確さを実感しました」(菅原様)

コンセプトに応じたエリアごとの役割を什器によって明確化。コミュニケーションの活性化にはエナジーウォールも活用

研究企画第二部の鈴木利洋様がお気に入りのゾーンは、2階の飾り棚前。「ここは研究の合間に一息ついてくつろいでいると、ほかの研究者とばったり会って、そこからディスカッションが始まるというストーリーを描いた場所です。リラックスできる白いソファ、その隣のミーティングしやすいシンプルなテーブル&チェアなどにより、まさに思い描いた動きが実現できる空間になったと思います」(鈴木様)

開所後、さまざまな企業様にラボをご案内されている鈴木様。「皆さん、開口いちばん『おもしろい』『いいね』と言ってくださいます。3階の木質のプレゼンエリアも、評判が上々です。今後、コラボレーションラボに入居された研究者がここで勉強会をされ、そこに他社の方も参加されるということが実現できる空間に仕上がったと、ご案内するたびに実感しています」(鈴木様)

また、コミュニケーションを活性化する仕掛けとして、エナジーウォールも採用いただきました。1階の180インチモニターには、ニュースや研究所内の情報に加え、周辺のランチ情報やバスの時刻表も表示することで、日常的に見る習慣づけが可能になったそうです。2階に設置した70インチモニターはタッチパネル式になっており、実際に触れて閲覧している研究者の姿を見かけられるそう。今後、さまざまなベンチャー企業の入居が増えるにつれ、情報の受発信が活発に行われるのではないでしょうか。

「実は、私が研究所の新設にかかわるのは今回で3度目です。その中で、いちばん時間もかけてこだわり抜き、結果良いものができました。建屋、什器は十分なものが揃いましたから、あとは我々研究員と企画の努力によって、いかに成果を生み出すか。これからがスタートだと気を引き締めているところです」(菅原様)

ご担当者様の声


JSR株式会社
研究企画第一部長(研究開発部長) 菅原 周一 様

オフィスに関するプロジェクトで大事なのは、担当者と信頼関係を構築したうえで、いかに本音ベースでやりとりをするかだと思います。今回、そうした関係性を内田洋行さんと築け、さまざまなご協力がいただけたことに感謝しています。コロナ禍中の工事では、我々が立ち会えなかったときも、星野さんがしっかり管理してくださるなど、本当に頭が下がる思いでした。


JSR株式会社
研究企画第二部 JSR BiRDコーディネーター 鈴木 利洋 様

まずは、何がやりたいかを伝えること。それが発注側にとって大切なことだと実感しました。今回も、これは無理だろうなと思った要望に対しても、プロの目線で予想を超えるご提案をいただけたこともありました。なぜ、ここにこの什器を入れるかといった説明もこと細やかにしっかり行ってくださり、実際に現場で使ってみて改めて提案の適正さを感じています。

担当営業の声


株式会社内田洋行
オフィスエンジニアリング事業部 星野 剛文

JSR様が力を入れられている、新事業創造に欠かせない研究所の開設のお手伝いができましたことをとてもうれしく思っています。とはいえ「JSR BiRD」は、これからが本番。私自身もいろいろな形で今後もJSR様の成長に貢献したいと考えています。また、今回のプロジェクトに内田洋行が参加できたのは、旭テクネイオン様あってのこと。これからもよきパートナーとしてお付き合いください。

※記事内容や役職等は取材当時のものです。(2021年8月取材)

お客様についてJSR株式会社

1957年の創立以来、化学産業にイノベーションをもたらすことに注力し、絶えず新たな市場を開拓、参入され続けているJSR様。エラストマーや合成樹脂、デジタルソリューションといった事業に加え、現在はライフサイエンス、インフォマティクスの事業を強化されています。そうした成長の軸は、人・社会・環境に貢献するための「Materials Innovation」という企業理念。今回、新設された新研究所「JSR BiRD」はまさにその象徴のひとつといえます。

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