富士通株式会社 様 研究所部門移転 事例紹介

ニューノーマルな働き方「Work Life Shift」のもと、研究員がイノベーションと価値を創出し続けるためのボーダレスオフィスを構築。

業種:
電気機器
入居人数:
約860名 (座席数285席)
面積:
約2,200 ㎡
富士通株式会社様(以下、富士通様)は、2020年7月に他社に先駆け、ニューノーマル時代における新たな働き方として、Smart Working(最適な働き方の実現)、Borderless Office(オフィスのあり方の見直し)、Culture Change(社内カルチャーの変革)の3つを柱とした「Work Life Shift」を推進されました。その実現に向けて現在、国内各拠点のオフィス改革に取り組まれている富士通様のパートナーの一社として内田洋行もサポートをさせていただいています。今回はその中から、川崎工場の研究員向けフロアの移転をご紹介いたします。
お客様の課題
  • ・「Work Life Shift」で掲げたBorderless Officeの実現。
  • ・研究員が自らイノベーションを起こし、次のビジネスにつながる「尖った技術」と「サービス価値」を生み出すオフィスの構築。
UCHIDAの支援
  • ・研究員のワークショップにより導き出された5つのコンセプトをインプットし、レイアウト、内装設計により具現化。
  • ・コミュニケーション強化にエナジーウォールを提案。
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ポイント紹介

オフィスを、ワークプレイスからエクスペリエンスプレイスにシフト。知の創発につながる経験・体験ができる価値ある場に

富士通様がWork Life Shiftの柱の一つに掲げられているBorderless Officeは、オフィスに対する固定観念を払拭し、業務の目的や内容にあわせて働く場や働き方を選択できるワーク環境の整備を目的としています。「川崎工場の20階建の建物に関しては、各フロアにそれぞれ多様な機能を持たせてリニューアルをしました。中でも6階は、研究員が中心に働く場として特化した社内唯一のフロアとなっています」(横山貴一様)

プロジェクトチームが、まず行ったのは研究員の意見を聞くこと。「研究員が所属する富士通研究所のミッションは、富士通のパーパスである“イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくことです”の実現をテクノロジーで支えるべく、イノベーションを起こし続けていくことです。それを大前提とし、研究員が成果を出すためにはオフィスにどのような環境やしかけが必要かを、研究員を交えて重点的に議論するとともに、アンケート調査で意見を吸い上げました」(松田多恵子様)。その上で、「会社に行くことが、特別なことになった今、オフィスでしか得られないもの、新しいオフィスでやりたいことは何かについて熟考し、オフィスについて5つのコンセプトを導き出しました」(山岸美喜子様)

イノベーション創発の場に求められる5つのコンセプトを探求、どこでもひらめきを描き出し、共有できるようにホワイトボードを多用

内田洋行は、富士通様の「Work Life Shift」の方針と研究員の皆様の議論から導き出された5つのコンセプト、
1.チームビルディングの場(Team)
2.オープン・ディスカッションの場(Gathering)
3.偶発的な組み合わせも期待できる平場席(Free)
4.独りで集中できる小部屋席(Solo)
5.最先端テクノロジー実証の場(Cutting –edge)
を受けて、それを実現するための機能をゾーニングしたプランを提案。「Edge」というキーワードの下、交流を増やすことでアイデアの素を生み出し、そのアイデアをさらに研ぎ澄ましていけるようにソロワークとチームワークとのバランスも考慮しました。また、ゾーンをつなぐ動線を斜めにすることにより、人と接する場面や視界に入るものを増やし、南側と北側のゾーンを回遊できるように設計。天井もそれに合わせて塗装するなど、空間的にも変化を意識づけています。

加えて、オフィスの何よりの特徴はホワイトボードの多さ。アイデアを生み出し、発想を広げる際に「書く」あるいは「描く」作業をされることが多いという研究員のご要望に応え、造作壁もプラスして、壁のほぼ全面をホワイトボード仕様に。白だけで単調にならないよう、黄色、水色、黒から白へのグラデーションなど、多彩な色と素材で感覚を刺激するしかけを行いました。「コラボレーションを目的に出社するようになった結果、ホワイトボードの需要の高まりを感じています。私も様々な場所で働きますが、ここにホワイトボードがあったらいいのにと思うこともあります。ホワイトボードがここまで多いオフィスは他になく、これからの働き方にあった最先端オフィスと言えるのではないでしょうか」(横山様)

「壁面全体ホワイトボード化の提案をいただいたときは、そのボリュームに正直、驚きましたが、これを使いこなせたらおもしろいアイデアがもっともっと湧き出すだろうという期待が高まりました」(松田様)

研究員だけでなく、他部署メンバーにも使ってもらえるオフィスに。広がるコミュニケーション、コラボレーションからアイデアを創出

取材時点での研究員の出社率は10%程度ということで、オフィスの評価はこれから。「実は、このフロアは仕事がしやすいと研究員以外の職種の社員にも人気なのです」と山岸様。出社して対面で打ち合わせをしようとすると人数が増えがちですが、10人規模で感染対策の距離を取って集まれる場所は通常のオフィスにはそうありません。「その点、ここは全体会議やアメーバー的に編成するサブ集団で議論する場という発想で空間づくりを行ってきたので広々としており、可動式のテーブルやイス、ホワイトボードなどを用いて自在にレイアウトを変えることもできます。研究員向けにつくったフロアではありますが、ボーダレスオフィスなので社員の誰が使っても良いという考え方にしています」(横山様)

10月に出社制限を緩和して以降は、研究員以外の社員がこのフロアでオープンなディスカッションをしている姿をよく見かけるようになったといいます。「富士通研究所は、ここに移転するまでは別棟でしたし、グループフォーメーションの再編で統合されたのも今年の4月。そういう意味でも、研究員は今後、事業所のメンバーとの交流をさらに活性化させ、それを研究に反映していけると思います。このフロアがたくさんの方に利用いただけることを、プロジェクトメンバーの一員として楽しみにしています」(山岸様)

ご担当者様の声


富士通株式会社
横山様(左)/ 松田様(中央)/ 山岸様(右)

内田洋行さんには、研究員に特化した思い切ったレイアウトという厳しいリクエストにお応えいただきました。これから、このオフィスはもちろん、他拠点のオフィスをどんどん進化、成長させていくことが我々のミッションです。このプロジェクト以降も内田洋行さんにご協力いただいていますが、回を追うごとに提案の内容が進化していて、とても心強く感じています。(富士通株式会社 総務本部 ワークスタイル戦略室 マネージャー 横山 貴一 様)

パーパスのイラスト1つにしても、内田洋行さんにはいくつも案を出していただきブラッシュアップを重ねていただきました。また、私たちの思いに対し、これまでの事例や方法、最適な什器があるなど具現化のためのアドバイス、アイデアをたくさんくださったことに感謝しています。このオフィスをしっかり活用できるようにして、成果につなげることが今後の課題になると思っています。これからもぜひアドバイスをお願いします。(富士通株式会社 総務本部 川崎工場 川崎タワー総務部 松田 多恵子 様)

オフィスを使う方々の意見や想いを形にすることの難しさをしばしば感じていましたが、実際に仕上がると、こんなシーンで使ってもらいたいといったイメージが広がり、内田洋行さんの設計の意図や工夫を再認識しています。皆さんが気軽に歩き回って会話して、そこから何かが芽生える、そんなオフィスに育つことを願っています。(富士通株式会社 富士通研究所 研究マネジメントセンター 企画部 エキスパート 山岸 美喜子 様)

担当営業・デザイナー・PMの声


パワープレイス株式会社 根岸(中央)/ 小栗(右)

富士通様と一緒に、これからのオフィスのあり方を考えるにあたって、私自身、チームビルディングの重要性を再認識しました。一人の発想で突き進むのではなく、さまざまな方向で意見を出し合い、検討を重ね考え抜く。そして総意として根太いものをつくり上げる。その想いを表現することができました。このオフィスの構築に携わることができたことを光栄に感じています。(パワープレイス株式会社 オフィスデザインセンター デザイナー 小栗 教平)

コロナ禍でこれからオフィスがどうなるか誰も答えを持っていない中で、富士通様がひとつの方向性を示され、それを具現化する役目を担わせていただきました。さまざまなシーンを想定し、そのために必要な機能とデザイン、それでなくてはならないエビデンス。これらが噛み合ってなければオフィスは構築できないということを改めて強く感じました。この経験を財産にステップアップをしていきます。(パワープレイス株式会社 オフィスデザインセンター 部長 根岸 隆)

※記事内容や役職等は取材当時のものです。(2021年11月取材)

お客様について富士通株式会社

通信機器メーカーとして1935年にスタートして以来、技術力を発揮して、革新を追求し続けている富士通様。世界をリードするDXパートナーとしての躍進と同時に、持続可能な開発目標(SDGs)に向けてもデジタルの力で貢献するなど、グローバルかつ次世代的な視点での価値創造に挑まれています。その原動力となる従業員一人ひとりのウェルビーイングをより高めるため、働き方やオフィスにおいても先進的な取り組みを実施。現在、全国の拠点で推進しているボーダレスオフィスの構築もそのひとつです。

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