第8回 ソーシャル・ビジネス

2011/11/28

IBM戦略コンサルティンググループの大池です。
前回、「働く場」としてのワークプレースは物理的な場所や時間に依存せず、経験や感情を含む様々な情報を共有するイノベーションを生む風土であるということを述べてきました。今回は創造性を高めるためのコラボレーションについて考えてみたいと思います。

コラボレーションと言うと、最近はソーシャル・ビジネスが注目されるようになってきました。なぜか?それは従来のコラボレーションのあり方を進化させるからです。

ソーシャル・ビジネスは社員、顧客、一般市民、パートナーとつながります。
そこには壁がなく、俊敏性・即応性に優れ、意思決定や顧客サポートなどにおいて素早く対応することができます。まさに境界を越えて働くことが可能になったといえそうです。
創造性を備えた専門家との協業やそれによって知を結集し、新しいビジネス価値を生み出すことも容易になってきました。またこの人と人とのつながりや日々の活動から生まれる膨大なデータを分析し意味あるものに変えていく分析技術も強化されつつあります。
この技術はソーシャルを発展させる上で今後必須となっていくでしょう。

例えば企業内であれば専門家が境界を越えてバーチャルに集まってイノベーションを実現する「場」として活用できます。
専門家のプロフィールとメンバーリストを共有し、顔とスキルが見える。対応すべき案件のコミュニティーに仲間が集まり、興味を惹く情報が蓄積される。ディスカッションが行われ、場合によっては必要なToDoタスクまで共有される。そんなことが十分可能な「場」になってきました。
実際にこんな事例も増えてきました。あるサービス業の会社ではこういった「場」をコラボレーション基盤として位置づけ、世界中の社員に経営メッセージを配信し企業変革の方針を共有しています。またそこでは新規プログラムの開発期間が3分の1に大幅に短縮したり、数日かかっていた社内の最適な人材探しが瞬時にできるようになったとの報告もされています。

いかがでしょう。企業向けソーシャルウェアを活用した技術者育成支援等もこれからどんどん発展していきそうです。
お役立ち資料(働き方改革)

お役立ち資料

働き方改革のヒントとなる
資料・冊子をご用意しました。

ショールーム

ショールーム

「Change Working」実践の場を
ご覧になれます。
[ 内田洋行 新川第2オフィス]

お問い合わせ・資料請求

お問い合わせ・資料請求

お電話での
お問い合わせ
  • フリーダイヤル
  • 0120-077-266
  • 祝祭日を除く月曜日から金曜日
    午前9時~午後5時

TOP