環境への取り組みを
LEDと太陽光発電から
導入ソリューション:LED照明, 太陽光発電
導入時期:2023年度
設置数:一体型ベースライト 520 台、太陽光パネル 60 枚
工期:約1ヶ月
化粧用のパフ製造会社として1958年にスタートした日本パフ株式会社。現在では、パフ以外のコスメティック関連商品やベビー雑貨など幅広いラインナップを取り揃えています。会社の根底にあるのは「環境に優しく、人に優しい」という思い。モットーとして掲げられているこの言葉は、創業以来培われてきた確かな技術と揺るがぬ品質、そして地球環境にも目を向けた経営を行っていくという決意の表れでもあります。
2022年末にオフィスだけでなく工場や倉庫の照明を一斉にLEDに取り替えた理由も、高品質な製品をお客様にお届けするためでした。日本パフ株式会社では、上海近郊にある子会社工場で製造された製品を、本社工場で検品しています。パフには毛足の長い特殊な生地を使用するため、色ムラや汚れなどが判別しにくく、検品場所によって明るさに違いがあると検品の品質が落ちてしまう恐れがありました。そこで、今回のLED入れ替えのタイミングでは、LED照明設置後、検品場所ごとに照度を測定し、均一な明るさになるよう調整をするため、リモコン(左写真)で調光可能なタイプを導入することとなりました。また、一部の箇所には演色性が高いLED(Ra99)を導入することにより、最適な光の元で検品できる環境を整えました。
LED一斉取り替えの効果は品質の均一化だけでなく、電気使用量にも現れました。取り替え後、半年間の電気使用量が前年に比べて2割減少したのです。今後は品質の安定に努めながら、高騰する電気代の抑制などさらなる効果に期待したいと社長の岡本富雄氏は語ってくれました。
日本パフ株式会社の環境配慮への取り組みはLEDだけではありません。2023年の夏には太陽光パネルを設置しました。その理由について「もちろん節電の側面もありますが、最も大きいのは環境に配慮したオフィスや工場作りを進めるため」と語る岡本社長。実は日本パフ株式会社の製品は国内のみならず、環境への取り組みに厳しいヨーロッパにも、納品先の企業を通して数多く出荷されています。環境意識の高い欧州でも胸を張れる会社に成長することは、結果的に「環境に優しく、人に優しい」という同社のモットーにより近づくことになる。こうした側面から、以前から太陽光パネルの導入を考えていたそうです。
今後は太陽光パネルによる発電量の可視化など、社員の意見を取り入れつつ楽しみながら環境への取り組みを進めたいと岡本社長は言います。また空調など電力使用量の多い機器の入れ替えも検討予定とのこと。高品質な商品作りと環境への配慮を追い求める日本パフ株式会社の飽くなき姿勢は今後も続いていきます。
事業所全体の消費電力 約-20%
※2023年3~9月の使用電力の昨年同月比
導入事例をPDFでダウンロード(日本パフ株式会社 様)
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