ブラザー販売株式会社 様 オフィスリニューアル 事例紹介

コミュニケーションの活性化と自社製品の積極活用を柱に、イノベーションやアイデアが生まれるオフィスへリニューアル。

面積:
1,108 ㎡
人数:
120 名
業種:
商社
かねてより、「B to Bへの転換」をキーワードに掲げ、業務や人財の変革を実施しているブラザー販売様。その取り組みの一環として、この度、東京オフィスをリニューアルされました。部門横断型の交流の推進など、従業員間のコミュニケーションを強化し、クリエイティブな思考やアイデア、イノベーションを生み出すオフィスをどう構築するか。内田洋行は、トップインタビューやワークショップなどを通して、オフィスのコンセプトを明確にするサポートから、空間デザイン、運用支援にいたるまでお手伝いをさせていただきました。
お客様の課題
  • ・ フロアごとの人員構成の偏りや会議室不足といった課題を解決し、イノベーションが生まれるオフィスにしたい
  • ・ お客様への提案に活かせるよう、自社製品を積極的に活用できる環境にしたい
UCHIDAの支援
  • ・ フリーアドレスの導入とともに、クイックミーティングスペースやラウンジエリアなどを設け、部門横断型のコミュニケーションを推進
  • ・ ユーザー目線での使い方の追求をサポートすべく、複合機やweb会議システムなどの自社製品を日常的に使う場を構築

ポイント紹介

従業員一体となりオフィスのあるべき姿を追求する
UCHIDAのチェンジワーキングに共感をいただく

今回のリニューアルプロジェクトのメンバーだったブラザー販売株式会社桃山みなみ様と内田洋行とのファーストコンタクトは、内田洋行が2017年に実施した「Change Working Forum」でした。

「その時は、当社で組織されていた人財活性化プロジェクトの従業員間コミュニケーションに関する分科会の勉強のために伺ったのですが、オフィスを見学させていただいて、木材がたくさん使われていること、一見オフィスっぽくないけれど機能はしっかり備えていることに衝撃を受けました。さらに、従業員の方々と一緒につくり上げてきたという説明を伺い、私自身、働く人の意見をできるだけ組み込んでくださるパートナーと一緒に取り組みたいという思いがあったので、とても共感しました」と、桃山様。

当時は、具体的なオフィスリニューアルの計画はなかったそうですが、人財活性化プロジェクトを推進する中で、求める働き方を実践するにはリニューアルが必要という意見が出て、2017年 12月に東京オフィスのリニューアルが決定。翌年にはコンペが実施されました。
内田洋行では、プロジェクトマネージャー、デザインマネージャー、オペレーションデザイナーを中心に各分野の専門技術者を配置して、リニューアルをワンストップでサポートする提案を行いました。

「内田洋行さんは、4フロアを横断してコミュニケーションが取れるオフィスにしたいという、私たちがRFPに込めた思いを『スパイラルアップ』というコンセプトで的確に形にしてくださいました。加えて、東京オフィスのメンバーとどれだけコミュニケーションを取ってもらえるかということを重点にしていたのですが、相性やリーダーシップ力なども鑑みて、内田洋行さんにお願いしました」(桃山様)

「部門横断型」の交流が奏効し合って
継続的にチャレンジ・向上し続ける

キックオフは4月。内田洋行はまず、トップインタビューを実施しました。
「最初にトップの意見をまとめて方向性を示してくださったので、従業員も納得感が得られたと思います。従業員の意見をすべて組み入れることは不可能ですが、意見が衝突したときや迷った時の取捨選択がスムーズにできました。」(桃山様)

その後、東京オフィス在籍の選抜メンバーを対象にワークショップを実施。チームごとに必要な機能をまとめました。
「コミュニケーションを取りやすくしたい、自分の働き方に合わせてワークスペースを選びたい、会議のたびにパソコンや機材を持って会議室に移動するのは非効率的、といった、さまざまな意見が出ました」と東京オフィスの中でプロジェクトを取りまとめられた山下 大様。

今回のリニューアルでは、フリーアドレスを導入されました。「実は約10年前にフリーアドレスを導入したものの、すぐに元に戻したという経緯があるんですね。そのため、今回もうまくいかないのではないかと不安視する声が多くあがりました。しかし、今回は柔軟な働き方を実現する会社内の制度が整備され、状況が違いました。昨年の3月には在宅勤務、7月からはフレックスも始まり、部署によってはモバイルワーキングも行なっています。このような働き方の制度整備があった上での導入なので、業務内容に合わせて座る場所を変えることが定着してきています」(山下様)

「社員がどのような面で不安に感じているのかをプロジェクトメンバーがしっかり聞き出してくれました。例えば、”社内にいるのか外出中なのか、いつ帰社するのかわからない”という意見があれば、山下さんが在籍アプリを入れたら解決できるかもしれないという提案をしてくれるなど、一つずつ不安を解消していきました。また、社長や役員レベルから、なぜフリーアドレスにするのかというメッセージを従業員に伝えてもらったことも大きかったと思います」(桃山様)
リニューアルに向けた私物整理についても、実際に採用するパーソナルロッカーの見本を持ち込んで量の目安にするなどの工夫で、スムーズな進行が実現できました。

香りや植物にもこだわって癒やしの空間を創造
ICTの導入により、コミュニケーションを活性化

「オフィス全体では男性従業員のほうが多いのですが、日常的にオフィスの滞在時間が長い女性が癒やされるポイントを増やしてほしいというお願いもしました」と桃山様。オフィス内の植物はすべて実物を採用。ネムノキの葉が時間帯で開いたり閉じたりする様子を見て会話が生まれるなど、コミュニケーションのきっかけになることもあるそう。また、アロマも四季折々で香りの調合を変える工夫を行なっているそうです。「いつかブラザーの香りが作れたらいいなと思っています」(桃山様)

「私の部署はカタログをお客様に持っていくことが多いので、どこに何が入っているかがわかる収納に変えてもらうなどしました。大筋はコンペの時に出してもらったプランのままですが、使い勝手のところで収納や什器など、さまざまな要求をさせていただきました。それらにすぐに対応いただけたので大変助かりました」(山下様)
コミュニケーションツールとしては、エナジーウォールを全フロアに導入いただきました。「私は名古屋でサポート動画を作っていて、そのコンテンツをエナジーウォールに入れてみました。すると、東京にいる営業から、こういう動画を作ってもらえないだろうかという相談があって。そんな感じで私たちサポートと営業の間で新しい働き方が生まれつつあります。会社が持っている資産を有効活用、共有できるという点でもこのツールはすごくいいと思います」と桃山様。

オフィスリニューアルプロジェクトは終了し、これからの運用のフェーズへと移ります。「オフィスをいかにきれいに維持して、今回導入したICTツールを活用していくか。継続的に取り組むためにもオフィス活用部隊といったものを組織することも必要だと考えています」(桃山様)
新オフィスのコンセプトは『Communication×LABO=IDEA』。働き方でも自社製品活用でも、実験的な取り組みをする中でアイデアが生まれるオフィスを目指しているそうです。そして内田洋行は、今後もその思いに寄り添い、サポートを続けていきます。

ご担当者様の声


ブラザー販売株式会社
CS推進部
お客様サポートC
Webチーム
桃山 みなみ 様

内田洋行さんに依頼した決め手を一言でいうなら「人」でした。実際にプロジェクトを進める中で、いろいろな要望を出させていただき、途中で変更になることも多々ありましたが、何事に対しても嫌な顔をせずに真摯に対応してくださいました。とてもいいオフィスに仕上げていただき、感謝しています。


ブラザー販売株式会社
ビジネスソリューション事業部
営業部 ソリューション営業2G
チームリーダー
山下 大 様

リニューアルが終わって、同じフロアなのにとても広く感じています。B to Bの営業は、現場でのお困りごと解決になりがちですが、内田洋行さんは「会社が目指すビジョンを実現するためには、我々はこういうお手伝いができます」ともっと広く、先を見たアプローチをされた。同じ営業の立場として、そんなところにも感心しました。

※記事内容や役職等は取材当時のものです。(2019年2月取材)

担当営業・PM・デザイナーの声


左)パワープレイス株式会社 エンジニアリングセンター 西日本デザイン部 オフィスデザインマネージャー 高柳 博成
中)パワープレイス株式会社 エンジニアリングセンター 大阪エンジニアリング部 部長 プロジェクトディレクター 倉田 英治
右)株式会社内田洋行 オフィスマーケティング事業部 中野 善雄

新しい働き方、スペース、ICT、家具など「今までにないものを取り入れて新しいオフィスとして向上していこう」ということを事務局の方々をはじめ、みなさんが意識されていました。ワークショップを重ねるたびにベクトルが合っていくのが感じられ、自分にとっても楽しい仕事でした。(高柳)

我々のフルメニューのご提案を受け入れていただき、また、それを約1年かけて一緒に作り上げてくださったことに感謝しています。長いプロジェクトでしたが、それゆえにいろいろなご支援ができたことをうれしく思っています。(倉田)

窓口は名古屋の本社、現場は東京支社。内田洋行も営業は名古屋、デザインとPMは大阪など、各拠点を結んでのプロジェクトで、大変な面もありましたが、今後に生かせる体験ができました。プロジェクトリポートやオフィス運用マニュアルの作成のお打合せには、ブラザー販売様のWeb会議システム「OmniJoin」も活用させていただきました。(中野)

お客様についてブラザー販売株式会社

1908年にミシンの修理業から始まったブラザーグループは、今日ではプリンターなどの情報通信機器事業を中心にグローバルに事業を展開しています。ブラザー販売は日本国内のマーケティングカンパニーとして、プリンターや複合機などの情報通信機器事業とミシンやカッティングマシンなどのホームファッション機器事業という2つの事業のマーケティング活動を行っています。" “At your side.”の精神のもと、きめこまやかなマーケティング活動でユーザーの声を製品やサービスに反映するとともに、お客様やビジネスパートナーから信頼される企業、従業員にとって働きがいと誇りの持てる企業を目指して、変革と挑戦を続けられています。

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