日本無線株式会社 様オフィスリニューアル 事例紹介

企業のさらなる成長を促す風土改革を目的に、多様な働き方とコミュニケーション強化を推進するABWスタイルのオープンなオフィスを実現

業種:
情報通信機械器具製造
入居人数:
執務室 約450名
面積:
約2,800 ㎡

1915年の創業以来、通信技術のリーディングカンパニーとして歩み続けられている日本無線株式会社様。現在は、より魅力ある企業となるためにグループ一丸となって「JRC変革2025」という目標を掲げ、さまざまな改革・変革に挑まれています。今回の本社事務所のリニューアルを伴う働き方改革もそのひとつです。「テレワークの推進によって働く場所に縛られなくなった今、自社の働き方とオフィスの在り方を再考し、最適なスタイルにチェンジしていくことが企業の成長には欠かせない」と、フリーアドレスを採用され、スペースセービングにも成功。コミュニケーションが取りやすい1フロアのオープンなオフィスに生まれ変わりました。このプロジェクトについて内田洋行は、働き方変革のコンサルティングから、空間設計、ICT構築、工事に至るまで、全面的に全力でサポートさせていただきました。

お客様の課題

  • 多様な働き方を実現することで、これからの成長につながる風土改革を推進したい。
  • 業務や気分によって場所を選択できるABWの働き方を実践したい。
  • チームの連携や社内コミュニケーションを強化したい。

UCHIDAの支援

  • プロジェクトメンバー同士の議論で「ありたい姿」を明確化し、プランに落とし込むコンサルティングを実施。
  • フリーアドレスの導入を支援。クイックミーティングコーナーなど、執務エリア内の座席もバリエーション豊富に提案。
  • コミュニケーションを活性化させる多目的なラウンジを設置。

ポイント紹介

プロジェクト開始当初からオフィス在籍者全員に「自分ごと化」してもらうことに注力しながら、さまざまな議論を展開

コロナ禍をきっかけに在宅勤務が可能な設備、制度を整え、リモートワーク推進を実現された日本無線様。次のステップは、新しい働き方とそれを叶えるワークプレイスの追求でした。「当時のオフィスはいわゆる島型で、出社率制限の時期には島に1人、2人ぽつんと人が座っているような状況でした。そこで、自席に縛られない多様な働き方ができないかと模索する中、トップからも新しい働き方にチャレンジしようという決断がなされ、リニューアルプロジェクトが本格的に動き始めました」と、プロジェクト事務局を務められた総務部長の山本秀樹様が振り返られます。

まず、オフィスリニューアルプロジェクトの事務局が構成され、JRCらしいオフィスにするための提案依頼書を作成し、コンペを実施されました。「実はプロジェクトが本格的になる前から、各社にオフィスの動向などについてお話を伺っていたのですが、その中で一番レスポンスがよかったのが内田洋行さんでした。コンペでも当社が意図していることをうまく汲み取って、形にして提案くださった。ぜひ、一緒にオフィスをつくっていただきたいとお願いしました」と総務グループ長の林田亮様。内田洋行はその思いにお応えすべく、グループ力を発揮しました。

続いて行ったのは各部門からのプロジェクトメンバーの選出でした。『各部門にオフィスリニューアルプロジェクトの主旨と進捗を伝達し、各部門からのフィードバックをNEWオフィス、NEWワークススタイルに反映していくプロジェクトの主役』という意味合いでメンバーを「アンバサダー」と命名。各部門や同居する関係会社から17人が選ばれ、それを山本様、林田様を含む事務局6人が補佐する体制でプロジェクトがスタートしました。

大切にしたのはコンセプトの共有。他社のオフィス見学によってイメージがより具体化され、高いレベルでの議論がなされた

まず実施したのは、「新しい働き方の確認・検討」、そして「新しい働く場の検討」でした。その際、内田洋行のPM担当は“コンセプトの共有が大事”とアドバイス。課題は何か、それを解決する方法は何かを、具体的に議論できるようにサポートさせていただきました。「いろいろな意見を交換でき、議論し、共有することで、自分たちがどんな働き方がしたいのか、それにはどんな場所が必要なのかを一人一人が考えて、納得してプロジェクトを進行できました」と林田様。

実は当初、アンバサダーの中にも「働き方やオフィスを変えて、本当にコミュニケーションが強化できるのか」と疑問視する人がいたそうです。「それが大きく変わったのは、内田洋行さんの新川のオフィスや、これまでに手掛けられたオフィスを見学させてもらってからです。実際に他社様の働く場を見せていただいたことでイメージが湧き、アンバサダーたちも自部門に腹落ちした状態で説明できると、議論が活発化しました」と山本様。

そうして「魅力ある企業に変革する」ために、①イノベーション・価値創造、②多様性・共創、③コミュニケーション・協力の場、④最適なパフォーマンス、⑤風土改革・エンゲージメント向上、という5つを働き方改革のテーマに掲げ、オフィスを「執務や作業をする場所」から「協働・共創する場所」に変化させることで、組織の風土改革の推進を目指すことを打ち立てました。「以前のオフィスは、自部門でもグループが違うと接する機会が少ない環境でした。そこで、働くシーンに応じて場所を選択できるABWの実現によってワンフロアの特性を活かした社内コミュニケーションの強化を目指し、部門や世代を超えたメンバーみんなでワイガヤが取れるフロア設計にしたいと考えました」(林田様)。

新たなつながりを生むカジュアルなコミュニケーションの場と集中してソロワークができる場が共存するオープンなオフィスが実現

それを受け、内田洋行は、それぞれの仕事や個性を考慮しながら、相互に刺激し合え、思考の幅が広げられるオープンなプランを提案しました。

オフィスの中央に、新しいつながりや発想の誕生を育む場となる、開放的なラウンジを設置。キッチンカウンターやビッグテーブル、カフェテーブル、ベンチ、ゆったりしたソファで景色を見ながら発想を広げることができるブレストスペースなど、この空間だけでも多様な座席を用意し、休憩やランチ、気分を変えてのソロワークや打ち合わせなど、さまざまな目的で活用されています。このラウンジの入口には、かつて部門や世代を超えた交流が活発に行われていた直営居酒屋の店名「けやき」をモチーフにしたサインを「ワイガヤの象徴」として描きました。

グリッドデザインにしたことで、将来の変化にも柔軟な対応が可能な執務エリアは、あえて動線がぶつかるようにテーブルデスクを縦横互い違いに配置し、リアルコミュニケーションが生まれやすいレイアウトに。その要所に多様なミーティング用の什器を配置することで、チーム力強化を支援しています。「会議室は数を減らしたので来客や外部の方と使用を原則としています。そのため社内のミーティングは執務エリア内ですることにしました。わざわざ会議室に行かなくても打ち合わせができるようになったため、以前より気軽に情報共有や意見交換ができる環境になりました」(林田様)

その一方、窓辺や奥側のスペースには、Webブースとしても利用できるブースや集中デスク、カウンターデスクなどを配置。活発なチームワークと生産性の高いソロワークを両立する執務室を実現しました。「以前、このフロアは窓辺に会議室や役員室を設けていたので、私がいた執務室には窓がない状態でした。また別のフロアでは「ひな壇」と呼ばれる上層部の座席が並び、こちらも窓の景色を見られる状態ではありませんでした。それがガラッと一転。四季の変化を楽しみながら、開放的な気分で仕事ができるようになったと社員からもとても好評です」(山本様)

JRCらしい新しい働き方を実現、運用のために「JRC Style Book」をつくり、「アンバサダー」からバトンを受けた「スタイリスト」が活動中

内田洋行はリニューアルや移転で新オフィスを構築後、お客様に対して「これからが本当のスタートです」とお伝えしています。日本無線様はその取り組みに向け「これからのオフィススタイルを自分たちでつくっていこう」“ルールよりもスタイル”という意志のもと、各部門や関係会社から「スタイリスト」を新たに選出して「JRCコレクション」として活動を推進されています。また、オフィス利用ガイドとなる「JRC Style Book」を作成し、運用をしています。「単なるオフィス運用マニュアルだと押し付けがましくなりがちですが、スタイルブックとしたことでスマートに自分ごと化して受け取ってもらえているような気がします」と林田様。

「JRCコレクション」は、オフィスの最新性を保ち、新しい働き方をアップデートし続けるための集まりで、共創・コミュニケーション・イノベーション・風土改革について勤務者で検討・改善しています。例えば、Web会議などでヒートアップすると声が大きくなりがちで防音効果を高めることも検討されていたそうですが、スタイリストの発案で「声の音量に注意しましょう」というメッセージを各ブースに貼ることで改善されたといいます。また、ハンディ掃除機の購入により、気がついた人が自発的に掃除するという習慣も生まれ始めています。

「今回のリニューアルを通して、自分たちでオフィスをつくり上げていこうという傾向が見えてきました。こういうことを積み重ねて、会社が目指す変革につなげていきたいと考えています」(山本様)

オフィスの利用ガイドとして作成された「JRC Style Book」

ご担当者様の声

ご担当者様の声

今回、プロジェクトに参加したアンバサダーが日増しに目に見えて変わっていったことがとても印象的でした。これも、内田洋行さんが適切に細やかなサポートをしてくださったおかげです。工事も通常業務を継続しながらでしたが、順調に進めていただけました。期待値以上の満足度でとても感謝しています。これからも、新しい働き方へのチャレンジを継続していく所存です。

日本無線株式会社
総務本部 総務部長 山本 秀樹 様

島型のオフィスから脱却し、新しい働き方を推進したいと考えていたことが、今回、経営層の理解と、内田洋行さんのご支援のもとで実践することができました。とても大変でしたが、それだけに達成感があります。しかし、本当のゴールは社員全員が意識を変えて魅力ある会社になること。このオフィスをモデルケースにして、他拠点もチャレンジしていきたいと考えています。

日本無線株式会社
総務本部 総務部 総務グループ長 兼 秘書グループ長 林田 亮 様

担当営業・デザイナー・PMの声

打ち合わせを重ねるごとに、アンバサダーや事務局の皆様の新しい働き方実現への意気込みが伝わってきて、その具現化にお役に立ちたいと全力でご支援をさせていただきました。業務をスタートされてから、社員の方々の満足度も高く、採用の面でも成果が出ているとお聞きし、うれしい気持ちでいっぱいです。これからも日本無線様の変革のお力になりたいと思っています。末長くよろしくお願いします。

株式会社内田洋行
営業本部 オフィスエンジニアリング事業部 細井 俊伸(左)

お話をいただいた際、事務局の方々の変革に対する熱い想いをお伝えいただいたことを覚えています。さらにその熱が『事務局』から『アンバサダー・スタイリスト』、最終的には『全社員』に言葉だけの周知浸透ではなく、プロジェクト期間、オフィスオープン後の運用期間を通して徐々に、しっかりと浸透していかれたことが印象的でした。 出来上がったオフィスだけでなく、プロジェクトを進める過程とご担当者の想いが変革には重要だと再認識させていただきました。今後も様々な側面からお役に立てるよう微力ながら尽力させていただきます。

パワープレイス株式会社
コンサルタント プロジェクトマネジャー 平野 大輔(右)

お客様について

日本無線株式会社

1915年の創業以来、無線技術を活用した製品やシステムの提供を通じてユーザーのさまざまなニーズに応えてこられた日本無線様。「英知と創造力により優れた価値を提供し、人と社会と世界の未来づくりに貢献する」を経営理念とし、現在は、長年に渡って培われた技術の幅広い応用展開を武器に、IoTにおけるデータのセンシングと情報伝送、そしてITの最新テクノロジーを駆使して得られたデータからの価値創出によって持続可能な社会の実現のための要請に応えるなど、常に進化を続けています。

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※記事内容や役職等は取材当時のものです。(2023年7月取材)

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