次につなげるのはわたしです!
入社からアクティブ・コモンズを経験する第1期生となったのが、2013年度の新人、吉田真麻だ。
同じフロアを利用する社員は100人ほど。部課ごとに座る旧来のスタイルではないため他部署の人間も隣席する。新人に戸惑いはなかったのか。
「入社当初は上司やブラザー(指導役の先輩)のそばに座っていましたが、一人で座っていても周囲の方が自然に声をかけてくれるので戸惑うことはありませんでした。自分から話しかけるチャンスも自ずと増え、いろんな人とコミュニケーションが取りやすいオフィスだと実感しています。さまざまな人と接して自分の引き出しも増えていく気がします」
部課の垣根を越えた働き方が導入され、多くの先輩たちが吉田を気にかけアドバイスをしている。
吉田の1日は、朝、ロッカーからパソコンと書類を取り出し、席を決めることから始まる。毎朝、まっさらな席で「さあ、やるぞ!」とスイッチを入れるのだ。
「ストックできる書類が少ないので、必要かどうかを迅速に判断するクセがつきました」そんな吉田の今後の目標は、「自分から多くを発信する営業になりたいです。言われたことだけでなく、その先を読み、行動する。自らプロデュースできる営業になりたいです」
アクティブ・コモンズのあり方が、営業として「自己」実現しようとする吉田の背中を押している――「働き方改革」の聖火は確実に受け継がれている。