国産材活用家具

”こと”を生んで、”もの”を生む。内田洋行の国産材活用Project

最初は小さな気付きでした。
大量生産・大量消費が世の中を便利にしている一方で、地方を疲弊させているのではないか?しかも地方にはスギやマツなど国産材という財産が放置されてしまっていること。
その小さな気付きを得た数名のデザイナーが立ち上がりました。地域ボランティアの活動を通じて地方を元気にしていく。その思いが自社ビルの木質化に繋がり、国産材活用家具にも繋がっていったのです。
私たちは様々なカタチで国産材による木質化を進めてきました。そうして今、改めて気付くことがあります。活動のすべてが、単なるプロダクト製作に留まるものではないことです。何よりも大切なのは、木と人と社会をつなぐ場や仕組みを作ること。そうして初めて、プロジェクトに、さらなる発展性や継続性が生まれるからです。
木で“こと”を生みだす。私たちの“木のこと”は、これからも続いていきます。

  • 自社ビル木質化 [2006年]
    本社ビルにスギ材を活用。国産材が抱える問題点や木の有効利用の新たな可能性を内外にアピールする場としました。
  • obisugi design [2009年]
    キャッチフレーズは「一家に一台、杉の家具」。家具で日南市と飲肥杉の魅力を発信するデザイン・プロジェク卜です。
  • 保安検査場に温もりを [2010年]
    宮崎ブーゲンビリア空港の保安検査場を妖肥杉でリニューアル。その温かな雰囲気は、空港の象徴にもなっています。
  • SUGIFT [2010年]
    お祝いや記念・思い出の品、贈り物等にいかが!ユニーク&自在な発想で遊び心いっぱいの飫肥杉ギフトをデザインしました。
  • 赤ちゃん木育ひろば [2011年]
    東京おもちゃ美術館の一区画。木をたっぷりと使った温かく柔らかな空間の企画・設計・デザインをお手伝いしました。

    2012年度のグッドデザイン賞を受賞いたしました

    第15回木材活用コンクール・木育活動特別賞を受賞しました

  • 杉屋台シリーズ [2011年]
    必要時なと処に、人を呼ぶ場を作る。多彩なデザインと分解可能な機動性で、様々な用途・シーンで活躍するシリーズ。
  • タコマツの木づな [2012年]
    津波に押し流されたマツを家具として再生するプロジェクト。復興への思いを込めて、地元の人達と立ち上げました。
  • 鹿沼のすごい木工 [2013年]
    地元の木工所と個性的な6人のデザイナーとのコラポによって、鹿沼の高度な木工技術と豊かな木材資源をアーピル。
  • 25MMシリーズ [2013年]
    国産のスギ・ヒノ材をキ集成。木特有の持味と強さ・精度・寸法自由度等の機能性を兼ね備えた素材として様々に活躍。
  • ウッドスタート [2014年]
    赤ちゃんが産まれたお祝いに木製のおもちゃを贈る。市町村や企業等の共感を得て、全国に広がるムーブメントです。
  • Hako Dake Hall [2014年]
    函館空港に開設された多目スペース。道南杉をはじめとする道産材をたっぷり使った設計で、北海道の木の魅力を発信。
  • 自分で組み立てるつくえ [2015年]
    使い始める時に自分で組み立てて、卒業する時に持ち帰る。奈良県・吉野中学校の、愛着を育むつくえを企画・製作。

    2015年度のグッドデザイン特別賞を受賞いたしました

  • 組立和室「くみたて」 [2015年]
    被災地の避難所での活用も考慮して開発された、分解・運搬可能な和室空間。様々なコミュニティで活躍しています。
  • 木とくらすシリーズ [2016年]
    働く場にも”感じ良さ”を。良品計画と内田洋行が新たなコンセプ卜で共同開発したオフィス向け木製家具シリーズ。
    関連リンク:内田洋行と良品計画、国産木材を活用した法人向けオフィスづくりで協業
  • 木のことを伝える [2016年]
    林野庁の木造住宅等地域材利用拡大事業の一環として、森と木と人をテーマに、冊子等の啓蒙ツールを企画・製作。
  • ウッドキャビン [2016年]
    栃木県木材業協同組合連合会が製作する移動式ショップ&住宅プランの企画・デザイン・プロデュースを担当しました。
  • 病院木質化ユニット [2016年]
    産学官の連携によって病院の木質化ユニットを開発。道南材をフルに活用した温みかのあるデザインに仕げました。
  • 木育ユニット [2016年]
    壁等の仕様・デザイン変更も自在な、コンパクト設計の据え置きタイプ。温かく楽しい木の空間を容易に設置できます。
  • みやざき市場 [2017年]
    豊かな森林資源とつながる。そんな暮らしのあり方を知ってもらうイベントを、宮崎県と良品計画と合同で企画・開催しました。
  • 高畠町立図書館 [2019年]
    山形県高畠町に木質部分の99%を町産の杉材で作った町立図書館が開設されました。川上から川下までリレーションをデザインし地産材の供給をお手伝いしました。
  • いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会参加章・記念章 [2020年]
    日光東照宮を代表する社寺の建築技術から発展した栃木県の伝統工芸品「鹿沼組子」をモチーフにデザインしました。
  • 鉄道林 [2022年]
    鉄道林の保守の過程で生じる伐採材を、東日本旅客鉄道株式会社の什器等に活用。安全に対する強い思いを継承しつつ、快適な執務空間を実現しました。
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