パースペクティブ株式会社 様 オフィスリニューアル 事例紹介

「働く場」から「人と情報が交流する場」へ。アフターコロナのワークスタイルを見据えて新しいオフィスのあり方にチャレンジ

業種:
サービス業
入居人数:
約25名
面積:
約200 ㎡

パースペクティブ株式会社様(以下、パースペクティブ様)が成長戦略のひとつとして、当地に移転されたのは2013年のこと。それから7年が経過し、新たな成長の場を移転も含めて検討されていたおり、新型コロナウイルスの感染拡大が起こりました。オフィスの存在価値が問われるなか、「お客様に付加価値を提供できるプロフェッショナル人材の育成にオフィスは不可欠」と考えた代表取締役の西谷弘毅様は、リニューアルによって、リアルオフィスとリモートワークが融合したハイブリッド型のワークスタイル実現を目指されました。

お客様の課題

  • リモートワークだけでは限界がある「コワーク」「2人作業」「アイデア出し」「情報整理」が行えるオフィスづくり。
  • じっくり考える「熟考型知的活動」と、みんなと話をして新しいアイデアを生み出す「協働型知的創造活動」が促進されるオフィス環境の構築。
  • 複数のWeb会議が支障なくできるオフィス環境の整備。

UCHIDAの支援

  • 適宜にフィジカルディスタンスを取って利用できる広いワークデスクのほか、少人数会議室やWeb会議のための個室ブース、高集中をサポートするフォーカスブースなど、業務によって選択できる場を提案。
  • 従業員間のコミュニケーションとコラボレーションを促進する、居心地のよい快適なオフィス空間を構築。

ポイント紹介

リモート主体で見えてきた Face to Face の価値の重要性。これからの時代に則した働き方、オフィスのあり方を模索

コンサルティングという性質上、クライアント先に伺って仕事をすることも多く、もともと固定席で終日仕事をするというスタイルではなかったパースペクティブ様。リモートワークに対する環境整備や社内ルールが整っていたことから、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてすぐに実質100%のリモートワークに切り替え、業務を継続することができました。

しかし、社員同士が全く顔を合わさない日々が続くにしたがい、西谷様は「成長し続けることを目指している我々にとって、暫定的にスタートしいつ終わるかもわからない体制、つまり足踏みをしているような期間はとてももったいない」と強く思われるようになったといいます。
そこで、緊急性と重要性を縦軸・横軸にしたマトリクス図などで業務を可視化されたところ、リモート業務では「緊急性と重要性が高い業務:お客様への急な対応や契約上やるべきことなど」が主で、次に行われていたのは「緊急性は高いが重要性はそう高くないこと:毎月のルーティン業務など」でした。

「反対に、本来は重要なのだが緊急ではないこと=次のビジネスアイデアをみんなでディスカッションする、今期の目標を達成するためのアイデア出しを行う、将来的にどうありたいかの話をするといった成長する上で重要なことが滞っていることが明確になりました」と西谷様。そのほかにも直接に会えないことで、ワンチームという意識が薄れる、人材育成が自己責任になってしまうなどの課題も見えてきたそうです。

リモートワーク、オンライン会議が常態化することを宣言し、新しい働き方を実現するためのオフィス機能を整理

「こうして整理をするなかで、今まで、働く場と定義していたオフィスを、人と情報が交流する場にシフトしなくてはいけないと考えました。先が見えない中、私自身、葛藤もありましたが、前進をするために必要な投資だと、全面的なリニューアルを決断しました」(西谷様)

感染拡大が収束してもそれまでのビジネス環境には戻らないことを見据え、新しいオフィスに必要だと考えられたのが、コワーク、2人作業、アイデア出し、情報整理ができる環境。業務によって場所や時間を選択できる働き方を形づくったうえで、出社した際には、在宅で仕事をするよりも機能的でかつリラックスもできると感じられる空間を目指されました。内田洋行は、そのご要望を具現化したプランを作成。北欧のカフェをイメージしたコミュニケーションゾーンをメインに、自然に会話が生まれ、アイデアを出し合える居心地のよいオフィスを実現しました。

社員がいかにハイパフォーマンスを出してくれるかが会社成長のカギ。そのステージであるオフィスの魅力を高めるのは経営者の役目

今回のリニューアルでは、小会議室を2つ、1人用のWebブースを3つ設置。以前は、それぞれのクライアント様と個別にWeb会議をする際に声が重なっていましたが、その不便からも解消されました。リモートワークのための環境整備費を支給するなどして、在宅勤務がしやすい施策も行われていますが、「今回のリニューアルによって、週に何度か出社することがリフレッシュになる、出社することにメリットを感じられるオフィスが構築できたと思っています」(西谷様)

「わが社の資産は人。よって、一人ひとりにいかにハイパフォーマンスを出してもらうかで会社の成長も決まります。それをサポートするひとつがオフィスなのではないでしょうか。また、この会社で働きたい、働き続けたいという魅力ある会社であるためにも、オフィスは重要だと考えています」と西谷様。リモート業務とリアルオフィスのハイブリッドな働き方の継続により、社員が倍増しても、このオフィスで事業を継続できると見込まれています。

ご担当者様の声

ご担当者様の声

世の中の状況が変わるなかでのリニューアルとなりましたが、時間と場所の制限から解放され、ハイブリッドワークが叶うオフィスが完成し、大変満足しています。営業の木床さんには、つねに寄り添っていただき、また、デザイナーの方々は私のぼんやりしたイメージを具現化するために、細かな部分まで様々なご提案をくださり、感謝しています。

パースペクティブ株式会社
代表取締役 西谷 弘毅 様

担当営業の声

コロナ禍に突入してすぐ、オフィスのあり方が議論されはじめたような時点で、すでに今後の働き方について研究され、こういうオフィスを作りたいと方向を見定めていらした西谷様。その思いを形にするお手伝いができましたことを、うれしく思っています。今後も、成長を実現するオフィスづくりをサポートさせていただきます。

株式会社内田洋行
オフィスエンジニアリング事業部 木床 康人

お客様について

パースペクティブ株式会社

2006年の創立以来、医薬品の製造やそれにかかわるライフサイエンスを事業とされている企業様向けのマネジメントコンサルティング業務と、ICT技術を活用したシステムサービス、BPOの設計・導入・運営といったリアルビジネス事業を柱に成長を続けられているパースペクティブ様。コンサルティングとリアルビジネスの双方から得た知見を循環させる相乗ビジネスを強みとして、お客様の企業価値の最大化に貢献されています。

パースペクティブ株式会社 企業サイト

※記事内容や役職等は取材当時のものです。(2021年9月取材)

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