東日本電信電話株式会社 ビジネスイノベーション本部 様 ライブオフィス新設 事例紹介

「共に活かし、発展する」をコンセプトに、お客様のビジネスイノベーションをサポートする複合型ライブオフィスを構築

業種:
情報・通信業
面積:
約420 ㎡

DX推進や働き方改革に積極的に取り組み、法人のお客様に向けても、さまざまな製品、サービスをご提供されている東日本電信電話株式会社 ビジネスイノベーション本部様(以下、NTT東日本様)。これまで、品川拠点にて、ビジネスシーンにおけるICTソリューションをご紹介するショールームを展開されていましたが、移転を機に、社会の動きや働き方の変化に即した新しい提案の場として、渋谷に複合型ライブオフィス「NTT EAST e-Co-Live」を新設されました。内田洋行は、自社の体験型ライブショールームで培ったノウハウとウチダグループの総合力を発揮し、空間デザインとICTの両面からご支援いたしました。

お客様の課題

  • お客様をお迎えしてプレゼンテーション、セミナー、ワークショプが行える機能と、コワーキング機能をシームレスにつなぐ、共創・協働が可能な複合的なライブオフィス環境の構築。
  • 発信だけでなく、お客様とインタラクティブ(相互作用、相乗効果)なやりとりができる、展示・空間の実現。

UCHIDAの支援

  • コワーキングエリアを中心に、セミナー&ワークショップエリア、プレゼンテーション&ミーティングエリアがゆるやかにつながる可動性の高いプランを提案。
  • 効果的なプレゼンテーション、コミュニケーションの活性化、Web会議環境の充実などを、品質の高い映像と音声環境、AV機器のスマートな操作性といったICTでサポート。

ポイント紹介

目指したのは、発信だけをする「ショールーム」ではなく、お客様と共創し、よりよいものを社会に提供できる「ライブオフィス」の実現

品川で展開していた「NTT EAST SOLUTION SQUARE」は、ソリューションごとにゾーン分けした空間に30台近くのモニターがずらりと並ぶ、文字通りのショールームでした。今回、新拠点に移るに際し、デジタルコミュニケーション担当課長 川口奈緒様がまず考えたのは、これからのショールームのあり方。「リモートワークを前提とした働き方にシフトした社会情勢の中で、お客様に商品やサービスを発信する空間はどうあるべきかを、再考しました」(川口様)

各所でのリサーチと、営業部門やショールームでコミュニケーターを務めるメンバーらとの議論を重ねる中で導き出されたのは「共に活かし、発展する」というコンセプト。「発信で終わらせるのでなく、お客様と一緒に何かを創り上げていけるライブオフィス」という構想です。その実現には、居心地のよさ、快適さは当然のこと、仕事がしやすい、互いのアイデアが発散しやすいといった、従来のショールームにはない環境やツールが必要となり、模索が続きました。

内田洋行が、川口様をはじめとするプロジェクトメンバーの方々を、UCHIDAのショールーム「ユビキタス協創広場CANVAS」「未来の教室FUTURE CLASS ROOM」「働き方変革実践の場THE PLACE」にお誘いしたのは、ちょうどその頃でした。「オフィスのどのフロアもたいへんユニークで、空間の構築が素晴らしく、とても参考になりました。FUTURE CLASS ROOMにおいては、これまでの我々のショールーム運用にはなかった発想や、相互にやりとりをするためのノウハウやツールを見せていただき、私たちが模索しているところの1つの解になると感じました」と川口様は振り返られます。

プレゼンテーションを魅力的に伝える大画面のマルチスクリーン環境と高品質な映像・音声機器を整え、ハイブリッドな交流をサポート

その後、内田洋行は、NTT東日本様が描かれている、「簡易的なショーケース機能も備えたコワーキングエリアとセミナー&ワークショップエリア、プレゼンテーション&ミーティングエリアがシームレスに溶け合うフレキシブルな空間」と、「お客様とのインタラクティブな交流を後押しするICT環境」をご提案しました。

「非常にシンプルで機能的な提案というのが第一印象でした。我々が何をしたいかをご理解くださり、そのために何が必要かを考えて、最適な空間のあり方を一緒に追求しましょうという姿勢を示してくださった。限られたスペースに、あれもこれもと欲張ったリクエストをしましたが、空間をうまく活用して、機能を見事に盛り込んでくださいました」と川口様。

アースカラー基調のカラーコーディネートで全体的な統一感を保ちながら、右を向くと150インチの大画面に投影された映像が見えて、左を向くと部屋ごとにテーマカラーが異なるプレゼンテーションルームがドア越しに見えるというように、お客様が「何かな?」と目を引くような仕掛け、「来てよかった!」「また来たい!」と思っていただける魅力的な空間づくりに努めました。「セミナースペースをオープンにするか否かもさまざまな意見があったところでしたが、コワーキングエリアとつなげることで、配信などの際にも我々がどういう環境や状況下で業務をしているかの雰囲気をお伝えすることができます。そうしたことがライブ感を生み、またお客様のヒントになるのではないかと考えています」(川口様)

ライブオフィスは永遠に未完成。最新情報の収集、常にアップデートしてお客様の課題解決・ビジネス創出につながる発信を行っていく

そうして誕生したのが、複合型ライブオフィス「NTT EAST e-Co-Live」。一部の機能としてショーケースを持ったうえで、プレゼンテーションやワークショップ、コワーキング、ソロワーク、ミーティングといった、オフィスで必要とされるあらゆるニーズに応えられるスペースが生まれました。2022年1月のオープン以来、多くのお客様に利用いただいているそうですが、商材やサービスに関すること以外に、「新たなライブオフィスが見たい」というご要望も多いとのこと。見学された方からは「限られた空間でもコンパクトに機能を圧縮することで、多用途なオフィス構築ができることがわかった。ヒントになった」といった声をいただいているそうです。

また、セミナーエリアの稼働率も想定以上にアップ。その際に、とても便利に使っていただいているのが、タブレット式のAV環境制御システム。映像・音声・照明などのON/OFF、調整が指先1つでできるため、スムーズかつ効果的なプレゼンテーションを実現しています。「お客様に対して、いかに価値のあるご提案ができるか、よりお役に立てるかが、我々の存在価値。オープンから約半年で、その手応えを感じているところです。また、社員に対しても従来の執務空間以上の価値が提供できていると思います。ここでなら、固定席のオフィスでは得ることが難しいフレキシビリティーを発揮することができます。リモートワーク前提の働き方が主流となる中、オフィスでもなく、自宅でもないこのライブオフィスは、空間そのものが展示になるともいえます。今後も状況の変化に柔軟に対応しながら、機能的に活用していけると確信しています」(川口様)

ご担当者様の声

ご担当者様の声

当案件は、我々にとって前例のない試みでした。その新たなオフィス構築に際し、たくさんの実績やノウハウをお持ちの内田洋行さんにサポートいただけ、とても力強かったです。我々の要望を限られたスペースに落とし込んでくださり、ICTに関する提案もたくさんいただけました。保守の手厚さに安心しておりますが、導入後も操作についての質問やモニターの調整など、すぐに対応してくださるのでとてもありがたいと思っています。ICTツールは進化が早く、どんどんキャッチアップされていくので、新しいアンテナを張って、さらによいものを作り続けていかなくてはと思っています。今後も、さまざまな提案やサポートを期待しています。

東日本電信電話株式会社 ビジネスイノベーション本部
マーケティング部 プロモーショングループ デジタルコミュニケーション担当 担当課長 川口 奈緒 様

担当営業・ICTプランナーの声

ウチダのショールーム、オフィス見学にお越しいただいた際に、FUTURE CLASSROOMSやオフィスの空間とICTのしつらえと運用、さらに弊社のChange Workingの取り組みなどを総合的に見てくださったことが、大きな一歩でした。そこからのスタートで、NTT東日本様が描かれていたライブオフィスのイメージを、(株)ウチダテクノをはじめ、ウチダグループのチーム力で具現化することができました。私個人としても、本当によい仕事ができたと感謝しております。有難うございます。

株式会社内田洋行
オフィスエンジニアリング事業部 関 純也

かねてより「場所にとらわれない働き方」の推進などに積極的に取り組んでいらっしゃるNTT東日本様。今回、ライブオフィスの構築をお手伝いさせていただき、私自身、さまざまな学びを得ることができました。納入後にもつながりを持たせていただいており、保守やAVに関するご質問などをいただいております。そうして寄り添わせていただくことでNTT東日本様、ならびにNTT東日本様のお客様への課題解決を陰ながら支えさせていただきたいと思っています。これからの「NTT EAST e-Co-Live」の展開がとても楽しみです。

株式会社内田洋行
オフィスエンジニアリング事業部 出口 裕二

NTT東日本様サイドで、このライブオフィスで何をしたいかが熱心に議論されており、それに必要なICTのご提案をスムーズにすることができました。ショーケース機能があってお客様をお招きするライブオフィスということで、通常は半日で終わる説明会を3日かけて行うなど、一般オフィスより、さらにシビア に対応させていただきました。今でもよく質問やお声がけをいただいていますが、これもお客様が多くいらして、ICT機器がよく稼働しているからこそだとありがたく思っています。今後も、保守を含めた運用部分のサポートをしっかり行わせていただきます。

株式会社内田洋行
オフィスマーケティング事業部 関根 洋一

お客様について

東日本電信電話株式会社 ビジネスイノベーション本部

「NTT EAST e-Co-Live(イーコライブ)」は、NTT東日本様が、法人のお客様の多種多様なニーズ・シーンにお応えするために構築した複合型ライブオフィスです。「e-Co-Live」は、Collaboration×Liveと東日本のeからなるネーミングで、「共に活かし、発展する」がコンセプト。ロゴマーク も、みんながワイワイ笑顔で広がる未来をイメージされています。単なる発信だけでなく、インタラクティブなコミュニケーションを活性化することで、企業の方々の課題解決・ビジネス創出に貢献する場として運用されています(完全予約制)。

NTT東日本様 渋谷ライブオフィス“e-Co-Live”

※記事内容や役職等は取材当時のものです。(2022年6月取材)

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