同志社大学 様 ラーニング・コモンズ 事例紹介

学生たちが触発し合い、学習効果を生み出す空間。

課題:
「新しい学びの広場」の構築
業種:
大学

「学びの見える化」を実現した日本最大規模の「ラーニング・コモンズ」を開設。

高等教育の在り方が、「知識の伝授」から、学生の主体的な学びを誘導する「学習支援」へと転換し、アクティブラーニングという考え方が注目されています。
同志社大学では、他者との交流やグループ学習などを通して学生たちが自ら課題を発見し、情報を収集・分析し、新たな知識を創造する「新しい学びの広場」を目指して、今出川キャンパスの新棟「良心館」内に、日本最大規模の「ラーニング・コモンズ」を開設しました。
お客様の課題
  • ・ 今出川キャンパス整備事業の一つとして、新しい学びのかたちを築きあげるための学びの空間「ラーニング・コモンズ」設置を計画
導入後の効果
  • ・ 2,550平方メートルの広大な空間に「ひらめき」を「実現」に変えていくさまざまな装置を配置したラーニングコモンズが完成

ポイント紹介

2F クリエイティブ・コモンズ
他者との対話や交流の中から新しい価値を生み出す場

フロアは、「学びの交流と相互啓発」を目的とした2階のクリエイティブ・コモンズと、「アカデミックスキルの育成空間」を目的としたリサーチ・コモンズに分かれています。2階、3階を合わせて2,550平方メートルものスペースをフレキシブルに活用するために、SmartInfill(スマートインフィル)が採用されています。
「照明器具、プロジェクター、ホワイトボードなどが自在に取り付けられたり、利用状況を見て空間の設計を見直すことも簡単にできる。ガラスなどの面材を組み合わせることで、開放感を保ちながら空間を仕切ることができる点もいいですね」と語るのは、本プロジェクトの推進メンバーである教育支援機構 学習支援・教育開発センター事務長 井上真琴氏。

関連商品:SmartInfill(スマートインフィル)

2階のクリエイティブ・コモンズには、大規模なセミナーにも少人数のグループワークにもフレキシブルに対応できる「プレゼンテーションコート」、リラックスして打ち合わせができるファミリーレストラン風の「インフォダイナー」、カジュアルな小セミナーや会議ができる「グループワークエリア」など、タイプの異なるエリアがあります。学生たちが「何をしたいか」という目的に合わせて場所を選べるだけでなく、学生自らが空間を変化させて、目的を達成することができる場となっています。
(上)インフォダイナー / (下)グループワークエリア
グローバルビレッジ

3F リサーチ・コモンズ
アイデアを形にし、実践的なスキルを身につける場

クリエイティブ・コモンズが、出会いや交流、アイデアの捻出、展開の場であるならば、3階のリサーチ・コモンズは、生まれたアイデアを組み立て、他者にもわかりやすい形にまとめ、伝えるまでのスキルを身につける場です。2階がオープンスペースを基本としているのに対し、3階では集中して作業ができるように工夫されています。何より、スキル習得のためのサポートスタッフが常駐しているのが特徴です。

フロア内には、インストラクターやチューターが常駐し、学生たちの疑問に答えたり、アドバイスをしてくれる「アカデミックサポートエリア」、最新機器を備え情報の収集や編集・加工ができる「マルチメディアラウンジ」、クローズドな会議にも利用できる「ワークショップルーム」、グループで集中して作業ができる「グループスタディルーム」、大判のポスターも出力可能な「プリントステーション」などを備え、学生たちが実践的なスキルを身につける場となっています。

関連商品:node(ノード)

ワークショップルーム

(上)アカデミックサポートエリア / (下)グループスタディルーム

ご担当者様の声


教育支援機構
学習支援・教育開発センター事務長
井上 真琴 氏

多様で躍動感溢れる学習が展開されることを期待しています。

一般にラーニング・コモンズは図書館内に設置されることが多かったのですが、PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)やアクティブラーニングの実践の場、授業外学習の充実の場としてフルに活用されるように、新棟「良心館」という教室棟の中心に設置しました。
ここでの学習を通して、学生の学びのスタイルだけでなく、教員側の授業の進め方や課題の出し方も変化し、多様で躍動感溢れる学習が展開されることを期待しています。

担当営業の声


株式会社内田洋行
オフィスエンジニアリング事業部
西日本営業部
三木 謙吾

多くの学生たちに活用されている姿を見るたびに嬉しくなりますね。

2Fを「クリエイティブ・コモンズ」【交流と相互啓発の空間】、3Fを「リサーチ・コモンズ」【アカデミックスキルの育成空間】と特色をもたせたゾーンニングは大変ユニークなものだと思います。
そのコンセプトに基づいた什器・備品は弊社の新川第2オフィス(東京)にあるものも参考にして頂きました。
台形や勾玉のテーブル、ダイナー形式のソファーや畳ベンチはオープンしてすぐにもかかわらず大学生に人気のコーナーとなっています。
今回のプロジェクトはクライアント様と設計事務所様の両方から監修をいただいいたので、機能だけでなくデザイン・色・サイズなども細かく打合せできた完成度の高い製品を納入できました。 多くの学生たちに活用されている姿を見るたびに嬉しくなりますね。


パワープレイス株式会社
大阪デザイン室
小出 暢

今後もこのラーニング・コモンズを見守り続けていくのが楽しみで仕方ありません。

ラーニング・コモンズが様々な形、スタイルで各大学に取り組まれている中、これだけ大規模な学習拠点の設計デザインを担当させていただいたことを幸せに感じております。
学生に必要な能力・学力等は、年々高いレベルを求められています。そんな学生をサポートするラーニング・コモンズがいかに活用されていくのか、どんな成果を出していくのか、また将来どんな形に変化していくのか、そんな姿を想い描くといろんな期待をしてしまいます。
今回のプロジェクトで終わりではなく、今後もこのラーニング・コモンズを見守り続けていくのが楽しみで仕方ありません。

(2013年3月取材)

お客さまについて同志社大学 様
今出川キャンパス 良心館 ラーニング・コモンズ

138年の同志社の歴史と伝統を現代に伝え続ける学舎

「良心館」は、1876年以来の歴史と伝統が刻まれた今出川キャンパス内に、2012年10月に竣工した延床面積が40,000平方メートルを超える建物で、教室、経済学部・経済学研究科の研究室・共同研究室、ラウンジ、食堂、購買、今出川キャンパス教務センター等がある複合施設です。
館名に用いた「良心」という言葉は、新島襄が『同志社大学設立の旨意』に、「一国の良心とも謂ふべき人々を養成せん」「所謂る良心を手腕に運用するの人物を出さんことを勉めたりき」と、同志社が行う教育として明確に記しています。また、同志社各学校には『良心碑』があり、同志社教育のシンボルとして新島の想いを今日に伝え続けています。21世紀における同志社大学の新しい教育体制の出発を象徴するこの建物に、同志社建学の精神を表す最も重みのある「良心」が用いられることとなりました。 (同志社大学HPより抜粋)

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