第7回 ランチ

2011/10/20

内田洋行知的生産性研究所の平山です。だんだん秋らしいさわやかな気配を感じる季節になりました。日差しがあると暖かく、空気はひんやりと涼しい、こんな季節は屋外の木陰でゆったりするのも気持ちが良いものです。先日、公園の一角にあるオープンカフェスタイルのレストランで、昼食を取りながらミーティングする機会がありました。

昼食を兼ねたビジネスミーティングというと、パワーランチという言葉に表されるように、時間に追われるビジネスパーソンが忙しいスケジュールの合間を縫って食事の時間も惜しんで会議をする、といった状況が目に浮かびます。実際その時も、多忙なメンバーがたまたまその時間帯だと集まれるので、食事を取りながら打合せをしよう、ということになったのです。

これが、会議室にお弁当を持ち込み、プロジェクターで資料を見ながらの会議ならば、まさにパワーランチとなったかも知れません。しかし、公園の一角の木漏れ陽のなかでのミーティングは、とても心地よくリラックスしたもので、会話も弾み実り多いコミュニケーションの時となりました。「場」が持つ力と、「場」をしつらえる大切さをあらためて感じた、ちょっとした体験でした。

いつも公園のレストランでビジネスミーティング、とはいかないでしょう。ワークプレイスのなかでも、少し贅沢なサンドイッチや楽しいスイーツを用意したり、いろいろな種類の飲み物を並べて選ぶ楽しみを提供して、ちょっと違う雰囲気で食事を取りながら打合せをする光景を目にすることも多くなりました。ひと手間かけることで、楽しいワークシーンが演出できるならとても良いことだと思います。もちろん、食事を取りながら打合せしなくても良いようなスケジューリングにすることが、一番良いですが。
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