日置電機株式会社 様 新本社ビル ショールームエントランスコーナー 事例紹介

ショールームのエントランスコーナーにデジタルサイネージを設置。「想い」に寄り添った、「響く」コンテンツにより、インナーブランディングにも貢献。

業種:
電気計測器の開発、生産、販売・サービス
2006年にソリューションファクトリー棟を新設した際に、ショールームを設けられた日置電機株式会社様。そのスペースをより活性化するため、創業80周年の式典を前に、エントランスコーナーにデジタルサイネージの設置を検討されました。内田洋行は、徹底したリサーチにより、コンセプトを明確にしたコンテンツ提案を実施。その提案に共感してくださったプロジェクトチームの皆さんとともに、ショールームへのご来場者および社員、社員のご家族の心に響く、コンテンツをつくりあげました。
お客様の課題
  • ・ 会社案内ビデオや見学では紹介しきれない各種施設、さまざまな取り組みや情報を、画像・映像で紹介したい
  • ・ 誰もが簡単に、自由に操作できるように、また情報更新など社内で維持管理できるようにしたい
UCHIDAの支援
  • ・ 単なる施設紹介などではなく、見る人を引きつけるストーリー性を持ったコンテンツを作成
  • ・ 大型スクリーン、プロジェクターなどハード機器の提案、取り付け工事も一括で受注

ポイント紹介

情報発信により、ショールームを活性化し、コミュニケーションゾーンに

現在、大型スクリーンが設置されている場所には、2006年当時に本社周辺を撮影した航空写真のパネルが飾られていました。撮影から時が流れるにつれ、新しい施設が増え、周囲の森の木も成長。もはや、その写真で施設の立地環境を説明することがむずかしい状態になっていました。
「ショールームをもっと社員にも活用してほしいという思いがありましたが、変化がなければ一度見たからもういいということになってしまいますよね。新しい情報など、もっと見るべきものがあれば自然と足が向くのではないか、それには、写真パネルよりも情報量が多く、更新もしやすいデジタルサイネージがいいと考えたのが、今回のエントランスコーナー改装のきっかけです」と、日置電機株式会社 総務部 広報課の鳴沢純子さん。
そこで、数社によるコンペを実施されることに。
「各社、機器に関する提案が中心でしたが、コンテンツの展開まで踏み込んだ点で、内田洋行さんの提案は大きく違っていました」(鳴沢さん)

真の魅力を引き出し、見る人の心に響く手法でのコンテンツ作成

内田洋行ではプレゼンテーションに向け、まずは日置電機株式会社様について、細かくリサーチを行いました。すると、1990年にこの地へ移転する2年前から継続している植樹活動をはじめ、地域の方々に会社を開放して行っている「HIOKI祭り」など、素晴らしい社会貢献活動を行っていることが判明。これら、「社風マインド」「こころざし」「歴史・文化」など、これまで日置電機株式会社様があまり発信されていなかった部分にこそ、人が共感する真の魅力があると確信し、コンテンツをご提案しました。
「え、そんなことまでご存じなの?と内容に驚きました。さらに、コンテンツのいくつかは、すでに完成の域に達しているほど。迷いなくご依頼しました」(鳴沢さん)

実際にプロジェクトが始まってからも、「このようなトピックスはありませんか?」「こういった見せ方はいかがでしょう?」と、内田洋行のメンバーはブラッシュアップのために、さらに提案を重ねました。
「いろいろなものをうまく引き出してくれました。そうすると、どんどん素材が出てきて、たいへんな量に(笑)。なかには、こちらが気付いていないところを拾い上げてくださったこともありました。コンテンツづくりを社内だけで行っていたら、限界があったでしょう。やはり、プロの目線は全然違うと思いました」(鳴沢さん)

例えば、製品紹介。日置電機株式会社様が生産されている電気計測器は、専門性の高い製品であるため、一般の方への説明にご苦労されていたそうです。
「それに対し、製品そのものを説明するのではなく、製品を使ってくださっているお取り引き先のコメントをご紹介しては?というアイデアが出てきました」(鳴沢さん)
「どこで、どのように使われているか、どう評価されているかをご紹介する、わかりやすいコンテンツが出来上がりました。結果、私たち説明する立場の者はとても助かっていますし、技術者もお客さまの声を知ることができ、とても喜んでいます」と日置電機株式会社 総務部 広報課 都築弘子さんもお話しくださいました。

タッチパネルによる簡単操作と、拡張性の良さも魅力

専任スタッフがいなくても、自由にコンテンツが見られるよう、操作は簡単なタッチパネル方式を採用。
「タイトルを見れば、何が入っているかが感覚的にわかるように階層が整理されているので、見たい情報をすぐに探し出すこともできます」(鳴沢さん)
また、「情報」はタイムリーに更新していく必要があります。そこで、コンテンツは日置電機株式会社様が社内で更新、追加できるよう、シンプルなシステムを構築。
「新商品など、すでにいくつか更新しています。また、創業80周年の際に作成した記念ビデオを、このサイネージに取り込んでイベント時に大スクリーンで流したところ、とても好評でした。ほかで作ったものを入れられる拡張性の良さもとてもいいですね」(都築さん)

「ショールームはお客さまとの接点の場でもありますが、社員がより結束するためのきっかけづくりとしてデジタルサイネージを活用したいと考えています。もっとたくさんの社員にいつでも自由に見てもらえるよう、さらに啓蒙をしていきます」(鳴沢さん)
これまで、通路だった場所。そこにデジタルサイネージを設置して、イスを用意したことで、新しい社内コミュニケーションの場が生まれました。

スペース紹介

※ショールームは、イベント時を除き、一般開放はしていません。

ご担当者様の声


日置電機株式会社
総務部 広報課
鳴沢 純子 様

スキルと熱意のある方々に担当していただけて、本当にありがたいと思っています。「どうしたらお客さまの想いをカタチにできるか」という視点で仕事に取り組まれる姿に、多くのことを学ばせていただきました。スケジュールなど大変なこともありましたが、とても良いものになって、喜んでいます。おかげさまで、コンテンツを家族に見せたいという感想を言ってくれる社員もいるなど、インナーブランディングの効果も出始めています。


日置電機株式会社
総務部 広報課
都築 弘子 様

デジタルサイネージが入ったことにより、さまざまなことを皆さんにご紹介できるようになりました。コンテンツが多いので、例えば、製品を見にいらしたお客さまには商品紹介をご覧いただき、社会貢献に興味がある方には、わが社のCSR活動をご紹介するなど、お客さまの目的にあったものを選ぶこともできます。操作も簡単で、とても使いやすいです。

担当営業の声


株式会社内田洋行
オフィスマーケティング事業部
東日本営業部 北関東営業課 課長代理
野沢 純一

この案件は、コンテンツの中味にかかっている。そう感じた私は、すぐにパワープレイスと打ち合わせをし、企画書、見積もりとともにコンテンツ案もつくって、プレゼンテーションに臨みました。メンバーが情熱を持って制作してくれたコンテンツ、ことに社会貢献に関するムービーは、私も感動するほどの出来栄えでした。また、ハード機器に関しても、グループ内で調達、工事を受注し、ご満足いただける納品ができたと自負しています。私自身にも、とてもいい経験となりました。

設計担当の声


パワープレイス株式会社
リレーションデザインセンター
システムデザイン部
五十嶋 さやか(右)
倉内 慎介(左)

地域への還元、ものづくりの姿勢、ご担当者様をはじめとする社員の皆さんの人柄、本社を構えられている長野県・上田の風景。そのすべてに惚れ込んでしまいました。
私が夢中になった日置電機株式会社様の魅力を、多くの方に発信したい。その思いでコンテンツ制作を行いました。とても楽しく仕事をさせていただき、こちらも感謝の気持ちでいっぱいです。(五十嶋 さやか)

リサーチをすればするほど、どんどん日置電機株式会社様のとりこに。ひとつのリクエストがあれば、10案作るぐらいの勢いで、さまざまなご提案をさせていただきました。私たちにとって「見える化」は当たり前で、目指しているのは「響く化」です。多くの方の心に響き、喜んでいただけているとお聞きし、とてもうれしいです。(倉内 慎介)

(2016年7月取材)

お客様について日置電機株式会社

ソリューションファクトリー棟の3階にあるショールームには、これまで日置電機株式会社様が世に送り出したさまざまな電気計測器が展示されています。そのエントランスコーナーに、このたび設置されたデジタルサイネージには、創業80余年の歴史がぎっしり。お取り引き先や地域の方々など、多くの方にHIOKIを知っていただくツールとして活用されています。

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